UNDER ARMOURの「CURRY 12」(カリー12)は、NBAスターのステフィン・カリーの最新シグネチャーモデルとして多くの注目を集めています。
特に、カリーシリーズはその優れたグリップ性とクッション性で評価されており、カリーのプレイスタイルにフィットするように設計されています。
前作「カリー11」から改良が加えられ、「カリー12」ではデザインやフィット感が進化していることが特徴です。
バスケットボールシューズとしての機能だけでなく、日常でのカジュアルな使用も想定されたデザインが採用されており、実際に履いてみたユーザーからも様々な感想が寄せられています。
この記事では、「カリー12」のデザインや重量、機能面、そして私自身が実際に履いた体験談を元に、徹底的にレビューしていきます。
「カリー12」を検討している方や最新モデルの変更点を知りたい方にとって、役立つ情報を提供することを目指していますので、ぜひ参考にしてください。
UNDER ARMOUR 「カリー12」の概要
「カリー12」の概要について、特にそのデザイン、重量、その他の基本的な特徴について詳しく見ていきましょう。
このバッシュについて
「カリー12」は、アンダーアーマーとステフィン・カリーのコラボレーションによる最新バスケットボールシューズです。
このモデルは、前作の「カリー11」の進化版として登場し、軽量ながらも高いサポート力とフィット感を備えています。
カリーのシグネチャーモデルとして、彼のスピーディな動きをサポートし、クイックな方向転換やジャンプを可能にする設計が特徴です。
デザイン
「カリー12」のデザインは、スタイリッシュでスポーティーな印象を強調しています。
特に、側面のサイドウォールパーツに変更が加えられ、これまでのモデルでは外側に配置されていたサイドサポートが、ミッドソール内部に配置される構造に変わりました。
この新しいデザインは、足全体を包み込むようなフィット感を高め、見た目の印象も洗練されています。
また、カラーや素材の選定も、シンプルかつ高級感のあるものが採用されています。
重量
「カリー12」の重量は、片足あたり約380グラム(28.5cmサイズの場合)で、これまでのシリーズから大きな変化はありません。
この重量のキープは、シリーズの特性を維持しつつも、新たなパーツや改良が追加された点で評価できます。
軽量でありながらも、プレイ時に必要なサポート性や安定性を確保しているのはアンダーアーマーの企業努力といえます。
その他
「カリー12」には、カリー選手のニーズに応えた様々な改良点が施されています。
例えば、足首周りのクッションは前作に比べてやや厚くなり、外付けヒールカウンターのデザインも変更されています。
カリー選手は通常、足首サポーターを装着してプレイしているため、トップラインがやや開いたデザインになっており、サポーターを使うプレイヤーにとっても履きやすい作りになっています。
さらに、価格も前作より値下がりし、コストパフォーマンスの面でも魅力的な一足といえるでしょう。
UNDER ARMOUR 「カリー12」の機能
「カリー12」の機能について、クッション性、グリップ性、フィット性、サポート性、その他の要素に分けて詳細に解説します。
カリー選手のプレイスタイルに合わせて最適化されているため、バスケットボールシューズとしての実用性も非常に高い点が特徴です。
クッション性
「カリー12」のクッションは、前作と同様に足への衝撃吸収と反発力を両立しています。
特に、サイドウォールがミッドソール内部に組み込まれたことで、シューズ全体の一体感が増し、足元の安定性が向上しました。
これにより、クッションが単に柔らかいだけでなく、方向転換やジャンプ時の反発力を感じられる仕上がりになっています。
カリー選手のプレイスタイルに必要な、軽快なステップと高速の動きに対応できるクッション性が魅力です。
グリップ性
「カリー12」のグリップ力も、シリーズの特長を引き継いでいます。
特に、インドアコートでのグリップ性は非常に良好で、方向転換やストップ時にしっかりとした安定感を提供します。
ただし、外部環境によってはホコリやゴミがトラクションに影響を及ぼすため、定期的な手入れが必要です。
滑りやすい場面では軽く拭くことでグリップが回復するので、コート上でのパフォーマンスが求められるプレイヤーには重宝される機能です。
フィット性
フィット性についても、「カリー12」は向上しています。
アッパー素材の変更や、新しいレースホール(シューレースの通し穴)のデザインが採用されたことで、足にぴったりとフィットする感覚が強化されています。
特に、従来のストラップからシンプルなレースホールへの変更により、締め具合を微調整しやすくなり、個々の足の形状に合わせて最適なフィットを実現できます。
アッパー全体で足を包み込むような作りになっており、履き心地も向上しています。
サポート性
「カリー12」のサポート性は、前作から若干の変化が見られます。
「カリー11」ではミッドソールとアッパーがしっかりと繋がっており、足全体を包み込むようなサポートが特徴でしたが、「カリー12」では一体感が若干薄れた感覚があります。
サポートを重視したストラップ構造が廃止され、シューズ内での足の安定性がやや低下したとの指摘もありますが、その分フィット感が高まっています。
特にサポートを重視するプレイヤーには少し物足りないと感じられるかもしれませんが、フィット感の向上でカバーされています。
その他
「カリー12」には、カリー選手が普段から使用している足首サポーターに配慮したトップラインの開口設計が特徴的です。
足首部分には厚めのクッションが追加されているため、長時間の使用でも快適さが持続し、サポーター使用時でも無理なくフィットする構造です。
また、外付けヒールカウンターの変更も、カカト部分の安定性を高め、プレイヤーの足元をサポートします。
さらに、耐久性が向上しており、頻繁なプレイにも十分対応できる作りになっています。
「カリー12」の機能面は、プレイヤーの足元を支える重要な役割を果たしており、どんなプレイスタイルにも適応できる汎用性の高さがポイントです。
UNDER ARMOUR 「カリー12」のサイズ感
「カリー12」のサイズ感は、前作「カリー11」と似た特徴を持ちながらも、いくつかの違いが見られます。
フィット感や縦の長さ、実際のユーザーによるレビューも踏まえながら、詳しく解説していきます。
サイズ感
私は通常NIKEで29cm、ASICSで28.5cm、前作のカリー11で29cmを選択していますが、今回の「カリー12」は28.5cmを選択しました。
「カリー12」は、一般的なバスケットボールシューズと比べると縦の長さがやや長めに設計されています。
「カリー11」でも同様の長さが特徴でしたが、「カリー12」はその感覚がより強い印象があるため、足の長さが余りやすいと感じる方も多いかもしれません。
反対に「カリー11」よりも前足部がやや広めになっているので、「カリー11」よりハーフサイズダウンさせた方がより高いフィット感を実現できます。
その際のフィット感は非常に優れており、足の甲やサイドが包み込まれるような履き心地です。
足の細い方やフィット感を存分に発揮させたい方は、ハーフサイズダウンを検討するのも良い選択肢ですが、足幅が広い方にとっては注意が必要です。
ユーザーレビューに基づくサイズレビュー
多くのユーザーからは「フィット感がしっかりしている」「アッパーが足に沿ってくれる」といった好意的な意見が寄せられています。
特に、「カリー12」は足の形状にしっかりと合わせて調整できるように設計されているため、シューレースを細かく調節することで、理想的なフィット感を得られると感じる方が多いようです。
ただし、縦長の構造により、足が細めで甲が低い方が通常サイズを選んだ場合、つま先に余りが生じることもあります。
こういった場合は、ハーフサイズ下げるか、インソールで調整するのも一つの方法です。
一方で、足の幅が広い方がサイズを下げると圧迫感が出ることが予想されるので注意が必要です。
通常の足型でよりフィット感を求める場合はハーフサイズダウンを検討するといいでしょう。
実際のユーザーレビューでは、「内側のフィット感が高まり、足にしっかりとフィットする」「少し縦長だが、甲とサイドのフィットが心地よい」といった声が多く、バスケットボールシューズとしての機能性を重視するプレイヤーから高く評価されています。
UNDER ARMOUR 「カリー12」を実際に使用した私の体験談・レビュー
「カリー12」を実際にコートで使用して感じたポイントを、グリップの感触やフィット感、総合的な使用感とともに詳しくご紹介します。
グリップの実際の感触
「カリー12」のグリップ性は非常に優れており、特にインドアのきれいなコートでプレイした際には抜群の安定感を発揮しました。
ドリブルやカットイン時にシューズが滑らず、しっかりと止まれるため、方向転換がスムーズで俊敏な動きが求められる場面でも信頼できるグリップ力です。
ただし、ホコリが付きやすい環境では多少の滑りを感じることがあり、頻繁に清掃することでグリップ力を最大限に発揮できます。
実際に使ってみると、プレイ中に何度か軽く拭きながら、良好なグリップを維持しました。
フィット感とサポート性の評価
「カリー12」のフィット感には非常に満足しています。
アッパー素材が足にしっかりと沿う構造で、シューレースの調整もしやすく、しっかりと足を包み込んでくれる感覚があります。
特に足の甲やサイド部分が快適にフィットし、動きの中でもシューズ内で足がブレることがありません。
ただし、サポート性に関しては、前作「カリー11」のストラップ構造が無くなったため、足首周りの固定感が少し弱く感じる場面もありました。
サポート性を重視する方には少し物足りないかもしれませんが、その分フィット感が向上しているので、俊敏な動きが必要なプレイヤーには適しています。
総合的な使用感
全体を通して、「カリー12」は非常に快適で、高パフォーマンスなバスケットボールシューズだと感じました。
特に、柔軟でありながらサポート力も備えたクッション性が良好で、ジャンプの着地やカットインの際に足への負担を感じにくいのが印象的です。
シューズ全体が軽量で、長時間プレイしても疲労感が少ない点も評価ポイントです。
CURRYシリーズならではの履き心地を感じられる一足で、ステフィン・カリーのシグネチャーモデルとして彼のプレイスタイルにマッチする要素が詰まっています。
UNDER ARMOUR 「カリー12」に関するQ&A
UNDER ARMOUR 「カリー12」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
サイズ選びはどうすれば良いですか?
「カリー12」はやや縦長の設計となっているため、通常のサイズで少し余裕があると感じる方もいます。足が細い方やフィット感を重要辞したい場合は0.5サイズ下げても良いかもしれませんが、幅広の方は普段と同じサイズを選ぶのが無難です。サイズ選びに悩む場合は、実店舗での試着をおすすめします。
屋外でも使用できますか?
「カリー12」は主にインドアコートでの使用を想定して設計されています。グリップ性が高く、屋内では抜群のパフォーマンスを発揮しますが、屋外のコートでは砂やホコリが付きやすく、グリップ力が低下することがあります。屋外で使用する場合は、頻繁な手入れやクリーニングを心がけると良いでしょう。
前作の「カリー11」と比べてどのような違いがありますか?
「カリー12」は、前作「カリー11」からいくつかの改良が加えられています。主な違いとして、サイドウォールのデザインが変更され、ミッドソール内部に組み込まれる形状に変わりました。また、フィット感が向上し、アッパーが足に沿うように設計されていますが、一方で、前作にあったストラップが廃止されたため、足首周りのサポート力が若干低下したと感じる場合もあります。
「カリー12」は長時間のプレイに向いていますか?
「カリー12」は軽量でクッション性も良いため、長時間のプレイでも快適に使用できます。足全体にフィットする構造が特徴で、シューズ内で足がブレにくいため、疲労感を軽減し、集中してプレイを続けることができます。
清掃や手入れはどうすれば良いですか?
「カリー12」の清掃は、柔らかい布で表面の汚れを拭き取るのが基本です。グリップ性を維持するために、ソールのホコリやゴミはプレイ後に軽くブラシで掃除することをおすすめします。インドアコートで使用する場合でも、清掃を心がけることで、シューズの寿命を延ばし、パフォーマンスを維持できます。
UNDER ARMOUR 「カリー12」レビューのまとめ
「カリー12」は、ステフィン・カリーのダイナミックで素早いプレイに最適化されたシューズとして、バスケットボールプレイヤーに非常に高い満足度を提供するモデルです。
以下、「カリー12」のポイントをさらに深く解説します。
デザインと設計
「カリー12」のデザインは、シンプルかつ機能的な美しさを追求しながら、バスケットボールシューズに求められる耐久性とフィット感が備わっています。
サイドウォールがミッドソールに組み込まれる形に改良されており、これがシューズ全体に安定感をもたらしています。
このデザインは、プレイ中に足全体がしっかりとホールドされるため、瞬時の方向転換や高速な動きでもシューズが足にしっかり付いてくる感覚を得られます。
また、外観も洗練されており、コート上だけでなくカジュアルシーンでも活躍するデザイン性が魅力です。
機能面の特徴
「カリー12」の機能の中でも特筆すべきは、クッション性、グリップ性、フィット感の3つが絶妙なバランスで備わっている点です。
- クッション性:「カリー12」のクッション性は、プレイヤーの足への負担を軽減しつつ、軽快な反発力も提供します。衝撃吸収と反発力を両立するクッションは、着地時の負担を軽減し、足の疲れを抑えるため、ジャンプやランニングを繰り返すシーンでも快適にプレイできます。特に、ミッドソールの一体化されたサイドウォール構造が、足の安定性を高め、クッションの力が無駄なく発揮されるよう工夫されています。
- グリップ性:「カリー12」のアウトソールは、特にインドアコートでのグリップ力が高く、優れたトラクションを提供します。カットインや急停止など、高速での方向転換が必要な場面でも、しっかりとコートに張り付く感覚があり、カリーの俊敏な動きを支える仕組みが実現されています。ただし、ホコリが付着しやすい場合にはグリップ力が低下することもあるため、頻繁な手入れが推奨されます。
- フィット感とサポート性:「カリー12」は、アッパーが足にしっかりと沿う素材で作られており、プレイ中も快適で安定したフィット感が持続します。従来のストラップ構造が廃止されたため、足首周りのサポートが少し軽減された印象はあるものの、レースホールの調整がしやすく、細かいフィット感の調整が可能です。特に、アッパーとミッドソールの一体感が高まっているため、足がシューズ内でブレにくく、激しいプレイにも対応できます。
コストパフォーマンス
「カリー12」の価格は前作よりもやや手頃になっており、クッション性やフィット感といった高性能が備わっているにもかかわらず、手が届きやすい価格帯に設定されています。
この価格設定は、アンダーアーマーがバスケットボールシューズとしての機能性を重視しつつも、幅広い層のプレイヤーに支持されるように配慮した結果です。
シグネチャーモデルとしては比較的お手頃でありながら、妥協のない機能性が特徴です。
UNDER ARMOUR 「カリー12」レビューの総括
「カリー12」は、瞬時の方向転換やスピードのある動きを必要とするプレイヤーにとって理想的なバスケットボールシューズです。
クッション性、グリップ性、フィット感のすべてが高水準でまとまっており、長時間のプレイでも快適に足をサポートします。
さらに、デザインや価格の面でも優れているため、初めてシグネチャーモデルを選ぶ方やカリーのファンにとって、非常に魅力的な一足です。
「カリー12」は、単にカリーのシグネチャーモデルとしての価値だけでなく、実用性とスタイルが融合したバスケットボールシューズとして、初心者から上級者まで幅広くおすすめできるモデルです。