NIKEのシグネチャーモデル「LEBRON 21」は、NBAのレジェンドであるレブロン・ジェームズが監修したバスケットボールシューズの最新作です。
このモデルは、前作である「レブロン20」の改良点を受け継ぎ、さらに進化したデザインと機能を提供しています。
価格は約3万円と高価ですが、そのパフォーマンスは歴代のレブロンシリーズの中でも特に優れていると評されています。
「レブロン21」は、履き心地の向上と足のサポート性に焦点を当てており、特にクッション性やグリップ性に関しては、前作からの改良が目立ちます。
また、デザイン面でも、スタイリッシュさと機能性を両立しています。
この記事では、「レブロン21」の概要から機能性、サイズ感、そして実際に使用した体験談を通して、このシューズがどのような特長を持っているのかを詳しくレビューしていきます。
バスケットボール愛好者や、レブロンファンにとって、このレビューがシューズ選びの参考になれば幸いです。
NIKE 「レブロン21」について
NIKE 「レブロン21」は、NBAのスーパースターであるレブロン・ジェームズの21作目のシグネチャーモデルとして登場しました。
このモデルは、特にパフォーマンスを重視して設計されており、前作の「レブロン20」で指摘された点を改良し、さらに進化した機能を備えています。
EPモデルはアジア向けに設計されたもので、特に幅広の足にフィットしやすい形状になっています。
デザイン
「レブロン21」は、前作と比較してデザインが大幅に変更されました。
アッパーには、重厚な素材が採用され、前作の通気性重視の軽量デザインから一転して、耐久性と高級感を持たせたデザインになっています。
特に目を引くのは、足首周りの厚みやアッパーの素材感で、これによってシューズ全体の安定感が向上しています。
また、シューレースには縄のような太いレースが使用されており、結びやすさとホールド感を両立させています。
重量
「レブロン21」は、クッション性を強化しつつも、前作と同じくらいの重量を保っています。
具体的には、29cmサイズで約440gと、バスケットボールシューズとしては標準的な重量ですが、アッパーに重厚な素材を使用しているため、実際の重量よりも軽く感じるというレビューもあります。
また、厚みのあるクッションとアウトソールの平面化により、足にかかる負担を軽減し、長時間のプレイでも快適な履き心地を提供します。
その他
このモデルの特筆すべき点として、アウトソールのデザインが挙げられます。
アウトソールは非常に平面化され、シュート時の安定感が向上しています。
さらに、アウトソールにはXDR(Extra Durable Rubber)という、耐久性の高いゴム素材が使われており、屋外のコートでも優れたパフォーマンスを発揮します。
また、アウトソールのパターンが変更されており、埃がつきにくい仕様になっていますが、埃が多い環境ではこまめなケアが必要です。
フィット感に関しても大きな改善が見られます。
EPモデルは、足幅の広いユーザーにも対応しており、シューレースの調整幅が広いことから、様々な足の形に対応できるようになっています。
前作よりもタイトさが軽減され、特に足の甲が低いユーザーにとってはより快適なフィット感が得られるようになりました。
このように、「レブロン21」はデザイン、機能性、耐久性のすべてにおいてバランスが取れたモデルであり、競技志向のプレイヤーからカジュアルユーザーまで幅広く支持されるシューズとなっています。
NIKE 「レブロン21」の機能
クッション性
「レブロン21」は、クッション性において特に優れた性能を誇ります。
このモデルには、前足部にズームターボ、ヒール部分にズームエアが搭載されており、これにより高い反発力とクッション性を実現しています。
ズームターボは、足の動きに応じて柔軟に対応し、プレイヤーが急な動きや方向転換を行う際にも安定した反発力を提供します。
ヒール部分のズームエアは、着地時の衝撃を効果的に吸収し、足全体にかかる負担を軽減します。
また、ミッドソールにはクシュロン素材が使用されており、これがさらに滑らかな履き心地をサポートします。
前作に比べてヒール部分の安定感が向上し、特にクッションの厚みが抑えられたことで、足のブレが少なくなっています。
グリップ性
「レブロン21」のグリップ性は、アウトソールのデザイン変更によってさらに強化されています。
アウトソールには、前作と同様のクリアソールが採用されていますが、今回はパターンがより深くなり、コート上でのトラクションが向上しています。
特に、バスケットボールのスキールオン(切り返しやステップの際に発生する音)に敏感なプレイヤーにとって、このシューズのグリップ力は非常に魅力的です。
体育館のような綺麗なコートでのプレイでは、ビタ止まりに近い高いグリップ力を発揮し、方向転換やストップ時の安定感が際立ちます。
一方、埃の多い環境ではこまめなケアが必要ですが、ケアを怠らなければ抜群のグリップ力を維持できます。
フィット感
「レブロン21」は、前作よりもフィット性が改善されています。
EPモデルは、特に足幅が広めのユーザーに向けて設計されており、シューレースの調整幅が広いことから、様々な足の形に対応できるようになっています。
前作では足の甲がタイトに感じられることがありましたが、「レブロン21」ではこれが改善され、より多くのユーザーに快適なフィット感を提供できるようになりました。
さらに、シュータンや足首周りのパッドが厚くなり、足全体をしっかりとホールドする構造になっています。
このフィット性の向上により、プレイ中の安定感が増し、足がシューズ内で動くことが少なくなりました。
サポート性
サポート性に関しても、「レブロン21」は非常に高い評価を受けています。
特に、カカト部分のホールド感が前作から大幅に改善されました。
前作では、カカトがしっかりと固定されていない感覚がありましたが、今作ではカカトをしっかりと包み込むデザインになっており、足の動きに対するサポートが強化されています。
また、アウトソールがよりフラットな設計となり、シューズの安定感が向上しました。
これにより、急な方向転換やジャンプ時にも足がブレにくく、捻挫のリスクが軽減されています。
また、シューズ全体のねじれ防止機能も強化されており、足全体を安定的にサポートします。
その他
「レブロン21」には、いくつかの独自の機能が搭載されています。
まず、シューレースに使われている太い縄のような素材は、結びやすく、しっかりとしたホールド感を提供します。
このシューレースによって、シューズのフィット感がより高まり、長時間のプレイでも快適さが持続します。
また、アウトソールのXDR素材は、耐久性が高く、屋外のコートでも使用可能です。
さらに、シュータンのデザインにも工夫が凝らされており、ダウンジャケットのようにクッションが詰められた構造になっているため、足の甲部分への圧迫感を軽減し、全体的な快適性を向上させています。
「レブロン21」は、これらの機能により、競技志向のプレイヤーはもちろん、カジュアルにバスケットボールを楽しむユーザーにとっても、高い満足度を提供するシューズとなっています。
NIKE 「レブロン21」(EP)のサイズ感
サイズ感
「レブロン21」(EP)は、特にアジア市場向けに設計されたEPモデルとして、足幅の広いユーザーにもフィットしやすい形状を持っています。
このモデルは、前作に比べてややタイトさが軽減されており、足の甲が高い人や幅広の足を持つユーザーにとっても快適な履き心地を提供します。
通常のNIKEシューズと同じサイズで選ぶのが基本ですが、フィット感に関しては、個人差があるため、可能であれば試着をしてから購入することをお勧めします。
前作の「レブロン20」では、やや甲が低く感じられることがありましたが、「レブロン21」ではその点が改善され、立体感のあるフィット感が得られるようになりました。
特に、中足部のシューレースループが調節可能になっており、これにより個々の足の形状に合わせたフィット感が得られます。
また、シュータンのパッドが厚くなり、足の甲部分をしっかりと包み込むようなフィット感が向上しています。
ユーザーレビューに基づくサイズレビュー
ユーザーレビューからも、「レブロン21」(EP)のサイズ感については高い評価が寄せられています。
多くのユーザーが、前作に比べて甲の部分が少し広くなり、フィット感が改善されたと感じています。
また、シューレースの調整幅が広くなったことで、様々な足の形に対応できるようになり、特に足幅が広いユーザーからは「通常のNIKEサイズで問題なく履ける」との声が多く聞かれます。
一方で、足幅が狭いユーザーやタイトなフィット感を好むユーザーからは、「若干フィット感が緩く感じる」という意見もあります。
そうしたユーザーには、シューレースをしっかりと締めるか、もしくは通常よりハーフサイズ下げることを検討するようにアドバイスされています。
また、EPモデルのため、通常のNIKEサイズと同じサイズで購入しても問題ないケースがほとんどですが、フィット感に不安がある場合は、試着をしてから購入することが推奨されています。
一部のユーザーは、「レブロン21」(EP)の履き心地に関して、「足入れがスムーズであり、初めて履いた時から足に馴染む」と評価しています。
これにより、シューズが足に馴染むまでの慣らし期間が短縮され、購入直後から快適にプレイできる点も大きな魅力となっています。
全体として、「レブロン21」(EP)は幅広いユーザーに対応できるサイズ感を持っており、特に足幅が広い方や甲が高い方にとっては非常に適したモデルと言えるでしょう。
サイズ感に関しては、ユーザーの好みに応じて調整が可能であり、その柔軟性がこのシューズの大きな魅力の一つです。
NIKE 「レブロン21」を実際に使用した私の体験談・レビュー
クッションの改良点
実際に「レブロン21」を使用してみて、最も印象的だったのはクッション性の向上です。
前足部に搭載されたズームターボは、プレイ中の急な方向転換やジャンプの際に強い反発力を発揮し、まるで足がバネのように反応します。
特に、長時間プレイしていても足に疲労感が少なく、快適にプレイを続けることができました。
ヒール部分に搭載されたズームエアも、着地時の衝撃をしっかりと吸収してくれるため、膝や足首への負担が軽減されているのを感じます。
前作と比べて、ヒールの安定感が増しており、足がシューズ内でブレることがほとんどなく、プレイに集中できる点が非常に良かったです。
グリップ感と安定性
グリップ性に関しても、「レブロン21」は非常に優れています。
アウトソールのパターンが深くなり、どの方向に動いても確実にコートに足を止めることができました。
特に、急なストップや切り返しの際にその効果を強く感じました。
綺麗な体育館の床では、まるでシューズがコートに吸い付くような感覚で、スムーズに動けるのが特徴的でした。
ただし、埃が多いコートではグリップがやや落ちるため、こまめにアウトソールを拭く必要がありました。
しかし、そのケアさえ怠らなければ、どのような環境でも高いグリップ力を維持できる点が魅力です。
また、アウトソールがフラットになったことで、シュートやジャンプの際に非常に安定しており、安心感を持ってプレイできました。
細部のデザインと履き心地
「レブロン21」のデザインは、実際に手に取ると非常に高級感があり、特にアッパーの素材感が素晴らしいです。
重厚感のある素材が使用されており、見た目だけでなく、履き心地にもその重厚さが反映されており、足全体をしっかりと包み込むような感覚があります。
特に、足首周りのパッドが厚くなり、プレイ中に足首が安定していると感じられました。
シューレースのデザインも特徴的で、縄のような太いシューレースは結びやすく、しっかりと締めることができました。
これにより、足全体がシューズにフィットし、長時間のプレイでもシューズ内で足が動くことがありませんでした。
また、シューレースを調整することで、フィット感を自分の好みに合わせることができる点も非常に良かったです。
総じて、「レブロン21」は、パフォーマンスだけでなくデザインや履き心地にも非常に満足しています。
特に、クッション性やグリップ性の向上により、バスケットボールのプレイが一段と快適になりました。
多少高価ではありますが、その価値を十分に感じられるシューズです。今後もこのシューズを愛用し続ける予定です。
NIKE 「レブロン21」に関するQ&A
NIKE 「レブロン21」に関してよく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「レブロン21」は、どのようなプレイヤーに向いていますか?
「レブロン21」は、特に競技志向のプレイヤーや激しいプレイスタイルを持つユーザーに向いています。このモデルは、クッション性とサポート性に優れており、ジャンプや急な方向転換を多用するプレイヤーにとって理想的です。また、足幅が広いユーザーにも対応しているため、フィット感を重視する方にも適しています。さらに、耐久性の高いアウトソールを持っているため、屋外コートでの使用にも適しています。
サイズ選びで注意すべき点はありますか?
通常のNIKEシューズと同じサイズを選ぶのが基本ですが、「レブロン21」は足幅が広めに設計されているため、特に甲が高い方や足幅が広い方にはフィットしやすいです。ただし、タイトなフィット感を好む方や、足幅が狭い方は、ハーフサイズ下げることを検討しても良いかもしれません。また、可能であれば実際に試着をして、最適なサイズを確認することをお勧めします。
クッション性はどの程度優れているのでしょうか?
「レブロン21」のクッション性は非常に高い評価を受けています。前足部にはズームターボ、ヒール部分にはズームエアが搭載されており、これにより強力な反発力と衝撃吸収性を実現しています。このクッションシステムにより、ジャンプ時の推進力や着地時の安定感が向上し、足や膝への負担を大幅に軽減します。特に、長時間のプレイでも足の疲労を感じにくいという点が多くのユーザーから支持されています。
グリップ性はどのような環境で効果的ですか?
「レブロン21」のグリップ性は、特に綺麗な体育館や屋内コートで効果を発揮します。アウトソールのパターンが深くなり、スムーズな方向転換やストップが可能です。しかし、埃が多い環境では、グリップ力がやや低下することがあります。そのため、頻繁なケアが必要ですが、アウトソールをこまめに拭くことでグリップ力を維持できます。総じて、清潔なコート環境であれば、優れたグリップ力を発揮します。
レブロン21と前作のレブロン20の主な違いは何ですか?
「レブロン21」と前作の「レブロン20」の主な違いは、フィット感と安定性にあります。「レブロン21」では、甲の部分がやや広くなり、シューレースの調整幅も広がったことで、足幅の広いユーザーにもより快適なフィット感を提供できるようになりました。また、ヒールのクッション性が向上し、着地時の安定感が増しています。デザイン面でも、アッパー素材が変更され、より重厚感のある高級な仕上がりになっています。
デザインはどのような特徴がありますか?
「レブロン21」のデザインは、前作よりも重厚感があり、高級感が漂う仕様になっています。アッパーにはしっかりとした素材が使用され、耐久性とデザイン性の両方を兼ね備えています。また、シューレースには太い縄のような素材が使われており、結びやすくしっかりとしたホールド感を提供します。シュータンや足首周りのパッドも厚くなり、全体的に足を包み込むようなデザインが特徴です。
屋外コートでの使用に適していますか?
「レブロン21」は屋外コートでの使用にも適しています。アウトソールには耐久性の高いXDR(Extra Durable Rubber)素材が使用されており、屋外のアスファルトやコンクリートコートでもしっかりとしたグリップ力を発揮します。ただし、埃が多い環境ではこまめにアウトソールをケアする必要がありますが、それさえ行えば優れたパフォーマンスを維持できます。
コストパフォーマンスはどうですか?
「レブロン21」の価格は約3万円と高価ですが、高いクッション性、優れたグリップ力、そして足のサポート性など、プレイヤーが求める全ての要素が高水準で揃っているため、この価格帯でも納得のいくシューズだと評価されています。また、耐久性が高く、長く使用できることを考えれば、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
NIKE 「レブロン21」レビューのまとめ
「レブロン21」は、レブロン・ジェームズの最新シグネチャーモデルとして、これまでのレブロンシリーズの中でも特に優れたパフォーマンスを発揮するバスケットボールシューズです。
その設計には、前作からの改善点が数多く取り入れられており、特にクッション性、グリップ性、フィット性、サポート性の全てにおいて高い評価を得ています。
まとめ
- クッション性:ズームターボとズームエアの組み合わせにより、強力な反発力と優れた衝撃吸収性を実現しており、プレイヤーの足への負担を大幅に軽減しています。これにより、長時間のプレイでも足が疲れにくく、快適な履き心地を提供します。
- グリップ性:アウトソールの深いパターンとクリアソールの採用により、どの方向にも安定したグリップを提供します。特に、体育館のような綺麗なコートでは、シューズがまるでコートに吸い付くような感覚を得ることができ、急な方向転換やストップもスムーズに行えます。
- フィット性:EPモデル特有の幅広設計が、様々な足の形にフィットしやすくなっています。また、シューレースの調整幅が広がったことで、個々の足に合わせたカスタマイズが可能となり、履き心地がさらに向上しています。足首周りのパッドも厚くなり、全体的に足をしっかりとホールドするデザインが特徴です。
- サポート性:カカト部分のホールド感が大幅に改善され、プレイ中の足のブレを抑えることができます。アウトソールのフラットな設計も相まって、ジャンプや着地の際に安定感を提供し、足首の保護や捻挫のリスクを軽減しています。
- デザイン:「レブロン21」は重厚感と高級感を兼ね備えており、前作の軽量で通気性重視のデザインから一転、耐久性とスタイリッシュさを追求しています。アッパーにはしっかりとした素材が使用され、見た目にもプレイ感覚にも満足感を与えてくれます。
もちろん、価格が約3万円と高めに設定されているため、購入を検討する際には予算との相談が必要です。
しかし、その高価格に見合うだけのパフォーマンスと耐久性が備わっているため、バスケットボールを真剣に取り組むプレイヤーや、品質にこだわる方にとっては十分に価値のある投資と言えるでしょう。
NIKE 「レブロン21」レビューの総括
最後に、「レブロン21」は、幅広いプレイヤーに対応できる柔軟な設計と、高いパフォーマンスを提供するシューズとして、多くのユーザーに推奨できる一足です。
特に、レブロン・ジェームズのファンや、クッション性やグリップ性を重視するプレイヤーには、このシューズが最高のパートナーになること間違いありません。
長く愛用できる信頼性の高いシューズとして、ぜひその価値を体感してみてください。