ASICS 「GLIDE NOVA FF 4」 徹底レビュー|フィット感・グリップ・サイズ感まで完全解説(グライドノヴァ4)

GLIDE NOVA FF 4トップ画像 レビュー
出典:ASICS公式
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ASICSのバスケットボールシューズ「GLIDE NOVA FF 4」(グライドノヴァ4)は、シリーズの第4世代として登場し、多くのプレイヤーから注目を集めています。

従来モデルからの改良点は多岐にわたり、特にフィット感・サポート性・クッション性の向上が目立ちます。

このモデルは、部活で日常的にバスケをする選手から、週末プレイヤーまで幅広い層をターゲットにしており、ASICS特有の安定感ある履き心地と、最新の機能が組み合わさった一足です。

また、価格帯は前モデルから据え置きでありながら、パーツ構造や素材のグレードアップが行われており、コストパフォーマンスの高さも魅力のひとつ。

特に「ゲルライト」シリーズのデザインエッセンスを取り入れた外観は、従来のGLIDE NOVAシリーズに新鮮な印象を与えています。

この記事では、「グライドノヴァ4」の特徴や機能性、実際の使用感を細かく解説しながら、購入を検討している方がイメージしやすい情報を提供していきます。

 

  1. ASICS 「グライドノヴァ4」の概要
    1. ASICS 「グライドノヴァ4」について
    2. デザイン
    3. 重量
    4. その他
  2. ASICS 「グライドノヴァ4」の性能
    1. クッション性
    2. グリップ性
    3. フィット性
    4. サポート性
    5. その他
  3. ASICS 「グライドノヴァ4」のサイズ感
    1. サイズ感
    2. ユーザーレビューに基づくサイズレビュー(傾向)
  4. ASICS 「グライドノヴァ4」を実際に使用した私の体験談・レビュー
    1. フィット感の変化を感じた場面
      1. 初回装着〜アップ時の印象
      2. シューレースの締め分けで得られた一体感
      3. ブレイクイン後の変化
      4. 個人的評価
    2. グリップ性能を体感したプレーシーン
      1. クリーンコート(学校体育館/モップ済み)
      2. ややダスティな環境(市営コート/混雑時)
      3. 横方向の連続動作(ディフェンススライド・ヘッジ)
      4. 環境別の体感評価
    3. 長時間使用後の疲労感と快適性
      1. クッション性
      2. 重量バランス
      3. ヒール&足首周り
    4. 最終的な印象
  5. ASICS 「グライドノヴァ4」に関するQ&A
    1. 「グライドノヴァ4」は前作からどこが一番変わりましたか?
    2. グリップ性能はどの環境でも安定していますか?
    3. 部活での長時間使用に耐えられますか?
    4. 他のASICSバッシュ(例:ゲルフープ)と比べた特徴は?
    5. クッションは柔らかいですか?硬いですか?
    6. 初心者でも扱いやすいですか?
    7. 「グライドノヴァ4」は屋外コートでも使えますか?
    8. 長時間の練習や試合で足の蒸れは気になりますか?
    9. ローカットですが足首のサポートは十分ですか?
    10. 幅広足でも快適に履けますか?
    11. インソール交換は可能ですか?
    12. コスパは高いですか?
    13. 前作(グライドノヴァ3)から買い替える価値はありますか?
  6. ASICS 「グライドノヴァ4」レビューのまとめ
    1. 評価サマリー(5段階)
    2. 買うべき人
    3. 気をつけたい点(惜しい点)
    4. サイズ選びの結論
    5. 運用Tips(性能を引き出すコツ)
    6. ASICS 「グライドノヴァ4」レビューの総括

ASICS 「グライドノヴァ4」の概要

GLIDE NOVA FF 4イメージ画像
出典:ASICS公式

ASICS 「グライドノヴァ4」について

  • モデル名:ASICS GLIDE NOVA FF 4(第4世代)
  • 立ち位置:軽快さと安定性のバランスを重視した“部活〜社会人まで幅広く使える”オールラウンド系。
  • プラットフォームミッドソール/アウトソールは概ね「GELHOOP V17」系と共通の設計。初期から“しっかり食う”面接地が広いソール形状。
  • 進化ポイント(要約)
    • フィット&サポート:アッパーのパーツ増強+TPU補強で横ブレ抑制が向上。
    • 履き口構造:セパレート系ブーティ(分割タン的な構造)で足入れ性と包み込みを両立。
    • インソール:反発感の高いタイプで体感クッションがわずかに向上
  • 想定プレーヤー:機動力系ガード〜ウイング中心。部活での一足運用にも対応。

デザイン

  • 外観のキーポイント
    • ASICSのライフスタイル系「GEL-LYTE」シリーズ由来の意匠を感じるセパレート風の履き口
    • サイド〜ヒールにかけて広いTPUケージ。屈曲部を避けるように配置され、動きに追従しつつ保持力を確保。
    • 6つのアイレットがすべてホール仕様(ループなし)で、甲の締め込みを細かく調整しやすい。
  • アウトソール
    • 初期状態から“面で路面を捉える”接地パターン。クリーンな体育館では高いグリップを発揮。
    • 一方で埃を拾いやすいため、ダスティな環境ではグリップ低下が起こりやすい(こまめなワイプ推奨)。

重量

項目数値(参考)
片足重量(28.5cm)約400g
  • ローカットながらヒール周りのボリュームと補強を持ちつつ、このクラスとしては実用的に軽い部類。サイズにより前後します。

その他

  • クッション性の体感:プラットフォームは「GELHOOP V17」系に近いが、高反発寄りインソールの影響で足裏の戻り感がわずかに向上した印象。かかと側の安心感も強め。
  • ヒール回り:内蔵カウンター+外付けパーツで深めのホールド。ローカットでも踵の座りが良い。
  • サイズ感の傾向ややゆとり寄り。まずは“いつものASICSサイズ”から試し、必要に応じて厚手ソックスや紐の締め分けで微調整するのが安全。
  • コート適性:クリーンコート=◎/ダスティ=○〜△(こまめなソール清掃で改善)。
  • 価格感:前作から実質据え置きレンジ(約1.5万円)で、機能強化とのバランスが良いコスパ設計。

 

ASICS 「グライドノヴァ4」の性能

GLIDE NOVA FF 4イメージ画像
出典:ASICS公式

クッション性

  • プラットフォーム:ミッドソール構成は「GELHOOP V17」系と近く、低すぎない接地高でコートフィールと衝撃吸収のバランス型。
  • 体感の変化:標準インソールがやや高反発寄りで、蹴り出しの“戻り”がわずかに強化。特にかかと着地~前足部への荷重移動がスムーズ。
  • ヒール側の安心感:シリーズ内比較で踵の沈み込みがわずかに増し、着地衝撃の角を丸める感覚。連続ジャンプやリバウンド着地で差を感じやすい。
  • 向いているプレー傾向:ドライブ多めのガード/ウイング、サイドステップと縦の加減速を繰り返すプレー。

クッション性・簡易評価(主観)

項目評価
かかとの衝撃吸収高め
前足部の反発中〜やや高
コートフィール中(過不足ないバランス)

グリップ性

  • 初期から“面で噛む”設計:接地面の“面”が広く、クリーンコートでは止まり→出だしともに素直。
  • ダスティ対策が鍵埃を拾いやすい性質があり、汚れた床では性能が落ちやすい。タイムアウトやプレー間でソールを拭くだけで体感が戻りやすい。
  • ブレイクイン:履き始めからグリップは立ち上がりが速いタイプ。ゴム面の慣らしは短め。

環境別の目安

コート状況体感グリップひと工夫
クリーンとても良いとくになし
ややダスティ良い〜普通こまめなワイプ
かなりダスティ普通〜やや低下タオル・トラクションマット併用

フィット性

  • 履き口構造セパレート系ブーティで足入れが容易に。従来の“入れにくいのに中は緩い”というギャップが解消方向。
  • 甲回りの適応:履き口周縁のクッションが当たりを和らげながら包むため、甲低め/高めどちらにも合わせやすい。
  • アイレット6つすべてがホール(ループなし)で微調整がしやすい。甲~足首まで締め分けてロックダウンを作りやすい。
  • 足型の包容力:前作よりわずかに幅方向にゆとり。まずは“いつものASICSサイズ”で試し、必要なら厚手ソックスやシューレースの掛け方で調整を。

サポート性

  • TPUケージのカバレッジ拡大:サイドから中足部にかけて補強パーツが広く配置され、屈曲点を避けながら横ブレを抑制。
  • ヒールホールド内蔵カウンター+外付けパーツで踵周りを深くホールド。ローカットでも踵の座りが安定し、ステップバックやストップ時の“踵の浮き”を抑える。
  • 足首周り:履き口の設計がやや深めで、左右方向の捻れに対する安心感が高い。個人差で当たりを感じる場合はソックスの厚みで調整しやすい。

その他

  • 重量バランス:28.5cmで約400g前後の実測クラス。補強増にもかかわらず軽快さは損なわず、スプリント反復で疲れにくい。
  • インソール:取り外し可。高反発寄りのフォームで、へたりづらさにも配慮(カスタムインソール派も入れ替えやすい)。
  • 耐久・保形:パーツ点数が増えアッパーの型崩れに強いつくり。部活での高頻度使用にも向く。
  • コスパ:価格は前作レンジを維持しつつ機能アップ。“据え置き強化”の代表格という位置づけ。

まとめると、「グライドノヴァ4」の機能面は「グリップ=高いが埃に敏感」「フィット&サポート=明確に改善」「クッション=バランス良好で体感やや向上」という三本柱。

クリーンな体育館では完成度が一段と際立ち、部活~社会人のメインシューズとして堅実に活躍する設計です。

 

ASICS 「グライドノヴァ4」のサイズ感

GLIDE NOVA FF 4イメージ画像
出典:ASICS公式

サイズ感

私は普段NIKEで29cm、ASICSで28.5cmを基本的に選択しますが、今回の「グライドノヴァ4」も28.5cmでフィットしました。

  • 全体傾向:前作より幅方向にわずかにゆとりがあり、甲周りの当たりもソフト。足入れはしやすく、ロックダウンは紐の締め分けで作るタイプです。
  • サイズ選びの基本:まずは“いつものASICSのサイズ”から。いきなりのサイズダウンは失敗リスクが高いので、ソックス厚み・結び方の使い分けで微調整するのが安全です。
  • つま先余りの目安:理想は5〜8mm(親指の爪1/2〜1枚程度)。コートでの前方スライドを想定し、静止時に指先が軽く触れる〜わずかに余る程度が◎。
  • ボリューム感:履き口はセパレート系ブーティで当たりが柔らかく、甲低め〜普通の人は違和感が出にくい。甲高の人も開口部が開きやすく足入れは良好。
  • レース周り6つのアイレットが全てホールなので微調整幅が広い。

足型別・おすすめ初手

足型・条件推奨アプローチ
標準幅・甲普通通常のASICSサイズ+通常厚のソックス。前足部はやや緩め→中足〜足首を段階的に締める。
細め(ナロー)/甲低め通常のASICSサイズ+やや厚手ソックス or インソールでボリューム調整。甲側アイレットを1段深く締める。
幅広(2E〜)/甲高め通常のASICSサイズから。必要ならソックスを薄手にして甲〜中足の締めを弱め、足首側でロック。
カスタムインソール使用通常のASICSサイズでまず試す。体積が増す場合は薄手ソックス+紐の締め分けで調整。

履き始めから違和感は少なめ。1〜3回の練習でアッパーが足に馴染み、締め込みの“落とし所”が見つかりやすいです。

ユーザーレビューに基づくサイズレビュー(傾向)

  • 「やや大きめに感じる」声:前足部にわずかな余裕を感じるケースが散見。多くは通常サイズのまま、厚手ソックスや結び方で解決。
  • 「幅の余裕がありがたい」声:前作で小指側の当たりが気になった人ほど、横ブレ抑制と当たりのマイルド化を評価する傾向。
  • 「甲周りの当たりが柔らかい」声:履き口周縁のクッションで食い込みが軽減。甲低めの人でも違和感が出にくいという報告が多い。
  • 「踵のホールドが良くなった」声:ヒールカウンターと外付け補強で踵抜けが減少。ランナーズループ併用で一層安定。
  • サイズダウンの可否:サイズダウン成功例も一部あるが、失敗例(指先圧迫・甲圧)も増えるため、基本は通常サイズ推奨。どうしても迷う場合は店舗での試着か、返品可の通販で通常サイズ基準に検討が無難。

サイズ選びの実践チェックリスト

  • その場ジャンプ・サイドステップで踵浮きがないか
  • 前後ダッシュでつま先圧迫がないか
  • 屈曲時に甲の当たりや小指側の圧が強くないか
  • 紐を解かずに脱げない程度に足首側はしっかり、前足部は血流を妨げない範囲で

「グライドノヴァ4」は「通常のASICSサイズを基準に、ソックスと結び方で詰める」のが王道。

前作より包容力が増し、幅広〜標準の多くのプレイヤーがサイズダウン不要でジャストに持っていける設計です。

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ASICS 「グライドノヴァ4」を実際に使用した私の体験談・レビュー

ASICSイメージ画像
※画像はイメージです

フィット感の変化を感じた場面

初回装着〜アップ時の印象

  • セパレート系ブーティ構造のおかげで、履き口が大きく開き足入れはスムーズ。前作の「履くのに力が必要→中で緩い」というギャップが解消されている。
  • 履き口周囲に厚めのクッションが入っており、足首周りの食い込みや甲の圧迫感が軽減。特に屈伸・サイドランジでの初動から違和感が少ない。

シューレースの締め分けで得られた一体感

  • アイレットはすべてホール仕様で、甲部分と足首部分を段階的に締め分け可能。
  • 甲側を適度に、足首側をしっかり締めると踵の浮きがほぼゼロに。ランナーズループを使うと、切り返し時の“足の中での遊び”がほぼ消える。
  • 試合中に緩んだ場合でも、2〜3秒で再調整できるシンプルな構造。

ブレイクイン後の変化

  • 使用1〜3回でアッパーが馴染み、幅のゆとりが適度に残りつつも横ブレが抑えられる感覚に。
  • 厚手ソックスを併用することで包み込み感が強まり、激しいカッティングでも安定性を維持できた。

個人的評価

  • 前作よりも“履き心地の柔らかさ”と“ホールド感のバランス”が改善。
  • 唯一の注意点は、紐を緩めすぎると一気にホールド感が落ちること。プレー前に締め直す習慣が重要。

グリップ性能を体感したプレーシーン

クリーンコート(学校体育館/モップ済み)

  • アウトソールの広い接地面がしっかり路面を捉え、クローズアウト後のストップやステップバックの着地が安定。
  • 1歩目の蹴り出しや方向転換が滑らかで、意識せずとも動き出しが速く感じられた。

ややダスティな環境(市営コート/混雑時)

  • ドライブ中に「少し噛みが浅くなる瞬間」が発生。
  • タイムアウトやプレー間にソールを手でワイプすると、再びグリップが戻る。埃に敏感な特性は前モデル同様だが、こまめな手入れで対処可能。

横方向の連続動作(ディフェンススライド・ヘッジ)

  • TPU補強とアウトソールの面接地が合わさり、逆方向への切り返しでタイムラグが少ない。
  • 足裏全体で踏ん張れる感覚があり、横ブレの抑制力が高い。

環境別の体感評価

環境グリップ感コメント
クリーン安定感抜群、迷いなく踏み込める
ややダスティ○〜△ワイプで改善可、手入れ必須
ダスティ埃が蓄積しやすく性能低下が顕著

長時間使用後の疲労感と快適性

クッション性

  • ミッドソールはGELHOOP V17と同系統ながら、高反発寄りのインソールで蹴り出しが軽快。
  • かかとの沈み込みがわずかに増しており、連続ジャンプや終盤のランでも膝や腰への衝撃が和らいだ。
  • 長時間のプレー後も足裏の疲労感が少なく、特にリバウンド後の着地安定感は向上している。

重量バランス

  • 実測で約400g(28.5cm基準)だが、補強が多いわりに“軽く感じる”。
  • スプリントやリトリートの繰り返しでも足の上がりが重くならず、終盤のスピード維持が容易。

ヒール&足首周り

  • 内蔵カウンターと外付け補強が踵をしっかり包み込み、ジャンプ着地時や急停止での踵浮きを防止。
  • 足首のクリアランス(余裕)が確保されており、可動域を保ちながらも安定感を損なわない。

最終的な印象

  • 部活〜社会人まで、メインシューズとして十分な安定性と快適性を持つ。
  • 特に「足入れのしやすさ」「ホールド感」「クッションの安定性」が好バランス。
  • 唯一の課題は“埃に敏感なソール”だが、環境と手入れ次第で長所を最大限発揮できるモデル。

 

ASICS 「グライドノヴァ4」に関するQ&A

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※画像はイメージです

ASICS 「グライドノヴァ4」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。

「グライドノヴァ4」は前作からどこが一番変わりましたか?

最大の変化はフィット感とサポート性の改善です。履き口構造がセパレート系ブーティになり、足入れがしやすくなったうえで包み込み感が向上。さらにTPU補強パーツの範囲が広がり、横ブレ抑制力も強化されています。

グリップ性能はどの環境でも安定していますか?

クリーンな体育館では非常に高いグリップを発揮しますが、埃が多いコートでは性能が低下しやすい傾向があります。定期的にアウトソールを拭く習慣をつけることで安定性を保ちやすくなります。

部活での長時間使用に耐えられますか?

はい。補強パーツが多くアッパーの型崩れに強い設計です。さらにクッション性も安定しており、長時間プレー後の足裏や膝への負担を軽減してくれます。

他のASICSバッシュ(例:ゲルフープ)と比べた特徴は?

ゲルフープよりもフィット感とサポート性を重視した設計です。重量は同程度ですが、「グライドノヴァ4」のほうが横方向の安定感と包み込み感が強く、カッティングやサイドステップの多いプレーヤーに向いています。

クッションは柔らかいですか?硬いですか?

ミッドソールはやや硬め寄りの高反発タイプですが、かかと部分の沈み込みが増えており、着地の衝撃はしっかり吸収してくれます。反発と安定のバランス型です。

初心者でも扱いやすいですか?

はい。足入れが容易でフィット感の調整幅も広く、基本性能が高いので初心者でも扱いやすいモデルです。ただしグリップは環境に左右されるため、コートが埃っぽい場合はこまめなソール清掃を推奨します。

「グライドノヴァ4」は屋外コートでも使えますか?

使用自体は可能ですが、アウトソールが屋内向けのラバーコンパウンドのため、屋外では摩耗が早くなります。屋外専用シューズと併用するほうが耐久面で安心です。

長時間の練習や試合で足の蒸れは気になりますか?

アッパーはメッシュ素材を組み合わせた設計で通気性は比較的高めです。ただし、補強パーツが多い部分は熱がこもりやすいため、通気性重視なら吸湿性の高いソックスの併用がおすすめです。

ローカットですが足首のサポートは十分ですか?

履き口がやや深く、TPU補強とヒールカウンターの組み合わせで横方向の安定感は高いです。激しいジャンプや切り返しでも足首がぐらつきにくく、ローカットの中ではサポート性は高い部類に入ります。

幅広足でも快適に履けますか?

前作より幅にゆとりがあり、2E〜程度の幅広足でも対応しやすいです。甲高の場合も履き口の開口が広いため足入れは容易ですが、試着やソックスの厚み調整で微調整することを推奨します。

インソール交換は可能ですか?

取り外し可能なため、カスタムインソールへの交換が可能です。衝撃吸収型やアーチサポート型と組み合わせることで、自分好みの履き心地にカスタマイズできます。

コスパは高いですか?

価格は前作から据え置きながら、フィット性・サポート性・クッション性の全てが改善されており、同価格帯の他モデルと比較してもコストパフォーマンスは非常に高いです。

前作(グライドノヴァ3)から買い替える価値はありますか?

はい。特にフィット感や足首周りのホールド感に不満があった人は大きな改善を感じられます。グリップの傾向は類似しますが、全体的な完成度は4のほうが上です。

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ASICS 「グライドノヴァ4」レビューのまとめ

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「グライドノヴァ4」は、フィット感とサポート性の“弱点つぶし”が進んだ第4世代。

セパレート系ブーティ+広域TPU補強でロックダウンが取りやすく、ヒールの安定も明確に向上。

クッションは高反発寄りの気持ち良い戻りと、かかと側の安心感が両立。

グリップは強力だが埃には敏感——ここを運用でケアできるなら、部活〜社会人まで主力運用が十分可能な堅実モデルです。

評価サマリー(5段階)

項目評価コメント
フィット4.5履き口の作りと6ホールで微調整が効く
サポート4.5TPUケージ拡大+ヒール強化で横ブレ抑制
クッション4.0高反発インソールの影響で体感アップ
グリップ4.0クリーン◎/ダスティ△(ワイプ推奨)
取り回し4.0400g級(28.5cm)でも軽快、終盤の足上がり良好
コスパ4.5据え置き価格帯で明確なアップデート

買うべき人

  • 切り返し・カッティング多めのガード〜ウイング
  • ローカットでも踵・足首の安定を求める人
  • 前作で甲当たりや幅のタイトさに悩んだ人
  • 1足で練習も試合も回したい部活勢

気をつけたい点(惜しい点)

  • 埃っぽい床ではグリップ低下が出やすい
  • 紐を緩めるとホールドが一気に落ちる(締め直し前提
  • 局所的に補強が多く、夏場は熱がこもりやすい部位あり

サイズ選びの結論

  • 基本は*普段のASICSサイズでOK
  • 甲低・細足:厚手ソックス+ランナーズループでロック
  • 幅広・甲高:ソックス薄手+前足部はやや緩め/足首で固定
  • 慣らしは1〜3回で落ち着くことが多い

運用Tips(性能を引き出すコツ)

  • ダスティ対策:プレー間のワイプ習慣でグリップを維持
  • レース設定:6ホールを段階的に。足首側はランナーズループ
  • 快適性:吸湿性の高いソックス or インソールで蒸れ&当たりを軽減
  • 屋外は摩耗が早いので屋外専用の併用が無難

ASICS 「グライドノヴァ4」レビューの総括

ASICS 「グライドノヴァ4」は、シリーズの弱点だったフィット感とサポート性を大きく改善し、履きやすさと包み込みのバランスを高めた一足です。

クッションは反発と安定を両立し、長時間のプレーでも足への負担を軽減。

グリップはクリーンなコートでこそ真価を発揮し、ダスティな環境ではこまめなケアが必要ですが、それを差し引いても総合性能は非常に高く、練習から試合まで幅広く対応できます。

価格は据え置きながら確実なアップデートを遂げており、信頼できるメインシューズを探すプレーヤーにとって頼もしい選択肢となるでしょう。

埃に敏感な特性を理解し、適切な運用をすれば、最後のブザーまで安定したパフォーマンスを支えてくれるはずです。