近年、バスケットボールシューズの選択肢は多様化し、各ブランドが独自のテクノロジーを駆使して機能性とデザインを競い合っています。
その中で着実に注目を集めているのが、New BalanceのFRESHFOAMシリーズです。
ランニングシューズで高い評価を得てきたフレッシュフォーム技術をバッシュに応用することで、快適さと反発力を両立した設計が話題となっています。
今回ご紹介する「FRESHFOAM BB V3」は、そのシリーズの最新作。
見た目の好みは分かれるかもしれませんが、実際に履いてみると分かる“進化の本質”が詰め込まれています。
アウトソールのパターン変更、クッション構造の刷新、フィット感の最適化など、前作V2からの着実なアップデートが施されており、パフォーマンスを重視するプレイヤーからも高評価を得ています。
この記事では、「FRESHFOAM BB V3」の全体的な特徴はもちろん、グリップやクッション、サイズ感などプレイヤー視点でのリアルな使用感も交えて詳しく解説していきます。
「履いて初めて分かる心地よさ」とはどんなものなのか。
シューズ選びに迷っている方、V2から買い替えを検討している方にも参考になる情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
- New Balance 「FRESHFOAM BB V3」の性能・サイズ感・履き心地を徹底レビュー!概要
- New Balance 「FRESHFOAM BB V3」の機能
- New Balance 「FRESHFOAM BB V3」のサイズ感
- New Balance 「FRESHFOAM BB V3」を実際に使用した私の体験談・レビュー
- New Balance 「FRESHFOAM BB V3」に関するQ&A
- 「FRESHFOAM BB V3」は初心者でも扱いやすいシューズですか?
- 屋外コートでの使用にも向いていますか?
- 他のブランド(NIKEやadidas)と比べて、サイズ感はどうですか?
- クッション性は柔らかめですか?それとも硬めですか?
- フィット感が強めとのことですが、足が痛くなりませんか?
- デザインが好みに合わない場合、それでも選ぶ価値はありますか?
- 足首のサポートは十分ですか?
- 女性やジュニアプレイヤーにもおすすめできますか?
- 履き慣れるまでに時間はかかりますか?
- プレースタイルによる相性はありますか?
- 他の「FRESHFOAM」シリーズとの違いは何ですか?
- ソックスとの相性に注意すべき点はありますか?
- シューズの通気性はどうですか?
- フレッシュフォームの反発力はすぐに感じられますか?
- トラクション(滑り止め)はどれくらい長持ちしますか?
- New Balance 「FRESHFOAM BB V3」レビューのまとめ
New Balance 「FRESHFOAM BB V3」の性能・サイズ感・履き心地を徹底レビュー!概要

New Balanceの「FRESHFOAM BB V3」は、バスケットボールシューズにおける快適性・反発力・安定性のバランスを高水準で実現した一足です。
前作BB V2で培った特徴を継承しつつ、プレイヤーの細かなニーズに応えるようにアップデートされており、コート上での動きやすさと足へのフィット感が格段に向上しています。
以下では、BB V3の概要を「このバッシュについて」「デザイン」「重量」「その他特徴」の4つに分けて詳しく解説していきます。
このバッシュについて
「FRESHFOAM BB V3」は、New Balanceの代名詞である「FRESHFOAM X」ミッドソールを搭載し、着地の衝撃吸収性と反発性を高次元で両立しています。
これにより、ジャンプ後の着地やストップ&ゴーといった激しいプレーでも、足への負担を抑えながらスムーズな動作をサポートしてくれます。
基本スペック:
項目 | 内容 |
---|---|
モデル名 | FRESHFOAM BB V3 |
ブランド | New Balance(ニューバランス) |
主な素材 | メッシュ+TPUサポートパーツ |
ミッドソール | FRESHFOAM X(高反発クッションフォーム) |
アウトソール | 新設計のヘリンボーンパターン+クリアラバー |
定価 | 約20,900円(税込) |
デザイン
見た目の印象は従来のモデルと大きく異なり、好みが分かれる可能性のある外観をしています。
前作で見られた六角形パターンのアウトソールがなくなり、代わりに流線型の新型ヘリンボーンパターンが採用されたことで、より洗練された雰囲気を醸し出しています。
アッパー部分はやや無骨な印象を受けるものの、部分的にTPUやメッシュ素材を組み合わせており、機能性とスタイリッシュさを両立しています。
重量
「FRESHFOAM BB V3」の重さは約460g(28.5cm)と、バッシュとしては標準的な重さに分類されます。
ただし、重心が下にあり、接地感が良いため実際より軽く感じるという使用者の声も多く、見た目のボリューム感とは裏腹に軽快な履き心地を実現しています。
その他
その他の特徴として、以下のような点が挙げられます:
- 価格の安定性
前作V2と比べても価格は据え置き、場合によっては若干の値下げも見られるため、コストパフォーマンスは向上。 - プレート構造の改良
硬質素材+柔軟性のあるTPUを組み合わせた2種類のプレートを搭載。これにより、アーチサポートやねじれ剛性の向上を実現。 - シューレース周りの工夫
シューレースホールの配置と厚みのあるシュータンにより、足甲に負担がかかりにくい構造に仕上がっています。
全体として、「FRESHFOAM BB V3」は見た目こそ好みが分かれる可能性はありますが、中身はかなり緻密に作られており、「履いた瞬間に評価が変わるバッシュ」として高い評価を得ています。
New Balance 「FRESHFOAM BB V3」の機能

「FRESHFOAM BB V3」は、パフォーマンス向上を目的とした多機能バッシュとして、細部にわたる改良が施されています。
ここでは、バスケットボールシューズにおいて重要な4つの機能「クッション性」「グリップ性」「フィット性」「サポート性」に加え、「その他」補足すべき特徴もあわせて詳しく解説していきます。
クッション性
「FRESHFOAM BB V3」の最大の特徴は、FRESHFOAM Xクッションによる、衝撃吸収と反発性の両立です。
- 前作(V2)との違い
V2は2層構造でしたが、V3では仕様変更され、より軽量かつ反発感を強調した構成に。
体感的には「ボヨンボヨン」とした弾力性が強く、ジャンプやダッシュ時の蹴り出しをサポート。 - プレートとの相乗効果
プレート(カーボンではなくTPU素材)との組み合わせで、着地時の安定感と跳ね返りの良さが高水準に保たれています。
「軽さ」ではなく「反発力」で動きを後押しする設計と言えるでしょう。
グリップ性
アウトソールには新たに緩やかなヘリンボーンパターンが採用されています。
これまでの六角形グリッド構造から一新されたことで、滑りにくく、接地面での安定性が向上。
- クリアソールながらしっかり止まる
見た目はスリックだが、適度な粘着性があり、新品時のグリップ力は非常に高い。 - 側面の使い勝手
横方向への踏み込みもスムーズで、急な方向転換時のレスポンスも上々。 - 注意点
ホコリの影響を受けにくい設計だが、あまりにも汚れたコートでは性能が下がる可能性がある。とはいえ、一般的なクリアソールよりも粘着性が弱いので気にならない場合も多そう。
フィット性
「FRESHFOAM BB V3」は、ややミッドカット寄りの設計で、全体的な包み込むようなフィット感が特徴です。
- アッパー素材
メッシュとTPUパーツのコンビネーションで、柔軟性とホールド感を両立。 - シューレース構造
5ホール構成で、上部はシルエットホール仕様。締め具合を細かく調整可能。 - 履き口の作り
履き口があまり大きく開かない構造のため、足入れにややコツが必要。甲高の方は注意。
サポート性
柔らかさとサポートのバランスが非常に良好です。
履いた瞬間は柔らかく感じるものの、実際の動作時には適度な剛性と一体感を体感できます。
- 内蔵プレート
硬質+柔軟性TPUの2種構成で、ねじれや横ブレを抑制。 - 足首まわり
フィットにやや個人差があるものの、シュータンの厚みで靴紐の食い込みを防止。 - アーチサポート
アーチ部分にかけての自然なラウンド設計で、土踏まずの浮きやすいプレイヤーにもフィット。
その他
- コストパフォーマンスの高さ
V2よりも若干価格が抑えられており(¥20,900前後)、機能面から考えると非常に良心的な設定です。 - 多くのプレイヤーに対応
軽量級〜中量級の選手まで幅広くマッチする性能構成。極端に重い選手でも試す価値あり。
総じて、FRESHFOAM BB V3は「万能型バッシュ」として完成度が高く、特にクッション性・グリップ・サポートのバランスの良さが光ります。
New Balance 「FRESHFOAM BB V3」のサイズ感

バスケットボールシューズ選びにおいて、サイズ感の正確な把握はパフォーマンスや快適性に直結します
「FRESHFOAM BB V3」は、全体的にフィット性が高く、足に沿うような感覚を持ちつつも、一部でサイズに関する注意点が見受けられます。
サイズ感
私は基本的にNIKEで29cm、ASICSで28.5cm、New Balanceで28.5cmを選択することが多いですが、今回は28.5cmを選択しました。
結果としては若干タイト目で、どちらかといえばハーフサイズアップしても良かったと感じています。
というわけで「FRESHFOAM BB V3」のサイズ感は、「ややタイトめ」。
同じNew Balanceの中でも、前作V2よりも少し小さめの作りになっている印象です。
特徴と注意点:
- 横幅・甲のフィット感
ややスリムな設計で、特に甲高・幅広の足型の方にはタイトに感じられる可能性があります。 - 履き口の狭さ
履き口の縫製位置の影響で、足入れがしづらく、スムーズに履くには少し慣れが必要です。
ユーザーレビューに基づくサイズレビュー
SNSや各種レビューサイトでは、以下のような声が多く見られました。
レビュワータイプ | サイズ感に対する評価 |
---|---|
NIKE バッシュのユーザー | BB V3は同サイズでちょうどいい場合が多い |
New Balance V2使用者 | V2よりもややタイト。ハーフサイズアップがベター |
甲高・幅広のプレイヤー | 履き始めに圧迫感あり。慣れるまで少し時間がかかった |
足幅が細めのユーザー | ぴったりフィットで快適。普段と同じサイズで問題なし |
サイズ選びのヒントまとめ
- 甲高・幅広の方 → +0.5cm推奨
- 通常幅〜やや細めの方 → 通常サイズでOKな場合が多いが、場合によってはハーフサイズアップ
- V2を基準にする場合 → 同じサイズだとややタイトに感じる可能性あり
- 履き口の狭さに注意 → 慣れるまではやや履きづらい
結論として、「FRESHFOAM BB V3」は、履いた瞬間のフィット感の良さが魅力である一方、サイズ選びにややシビアな側面があります。
購入時は可能であれば試着を行い、足型との相性を確認することをおすすめします。
New Balance 「FRESHFOAM BB V3」を実際に使用した私の体験談・レビュー

「FRESHFOAM BB V3」を実際に数週間にわたって使用してみた結果、事前のスペック以上に実用性の高いバッシュであると感じました。
特にグリップ性能やクッション性の印象が強く、プレーの安定感や疲労感の軽減に効果的だった点が印象的です。
ここでは、私が実際にコートで使用した際のリアルな体験を「シーン別」にまとめて紹介します。
室内コートでの使用感
屋内コートで練習と試合形式のプレーを行った際、「BB V3」は非常にバランスの取れたシューズだと実感しました。
実感したポイント:
- グリップの安心感
滑りやすいコートでもしっかり止まり、切り返しの際もブレを感じなかった
→ 足裏に「吸い付く」感覚でストレスがなく、動きに集中できる - クッション性の体感
長時間のプレーでも足裏の疲労感が少なく、着地時の衝撃吸収力が非常に高い - 通気性と足ムレのバランス
通気性はそれなりで、蒸れやすさは特に感じなかった
他モデルとの比較
普段使用している中量級モデルや軽量バッシュと比較してみると、「BB V3」は「やや重めながらも動きやすい」という特性が際立ちました。
比較項目 | FRESHFOAM BB V3 | 他モデル(参考) |
---|---|---|
軽さ | 標準(約460g)だが体感は軽い | 軽量バッシュの方が物理的には軽い |
クッション | 弾力性が高く、跳ね返りが強い | NIKE系より柔らかさは控えめだが反発は強い |
サポート性 | ソール剛性・フィットが高い | ルーズさを感じるモデルもあり差が出た |
履き心地 | フィット感にやや慣れが必要 | 他モデルはややソフトな印象 |
→ 総じて「プレー中に足のブレを抑えてくれる頼れる設計」だと感じました。
試合と練習での違い
練習時のステップワークから試合でのジャンプ・着地まで、どの動きにも安定感を感じられた一方で、フルゲームを通して履く場合にはサイズ感が少し気になりました。
- 練習中は気にならなかった履き口のタイトさが、長時間プレーではややストレスに
- 特に足首周りの締め具合を調整しないとフィットしすぎて血流が悪くなる感覚も
- 試合前の再調整(靴紐の結び直し)がパフォーマンス維持に有効
プレーに大きく支障が出るレベルではありませんが、ハーフサイズアップしたサイズの方が良かったかもしれません。
総評としての印象:
- クッション・グリップ・フィット感の三位一体のバランスが優れている
- 高速プレーよりも中速〜パワープレイ寄りのスタイルに適している
- 試合中の安定感を重視するプレイヤーには特におすすめ
「FRESHFOAM BB V3」は、初見ではややクセがあるものの、しっかりと履き慣らせば“信頼できる一足”に変わるバッシュです。
プレースタイルや足型との相性を見極めつつ、試してみる価値は十分にあると感じました。
New Balance 「FRESHFOAM BB V3」に関するQ&A

ここでは、「FRESHFOAM BB V3」に関して読者から寄せられそうな疑問や購入前に気になる点をQ&A形式でまとめました。
「FRESHFOAM BB V3」は初心者でも扱いやすいシューズですか?
はい、扱いやすいです。特に足への負担が少ないクッション性と、安定したグリップ力は、まだ動きに慣れていない初心者プレイヤーにも安心感を与えてくれます。ただし、履き口が少しタイトなので、最初は履くときに少し時間がかかるかもしれません。
屋外コートでの使用にも向いていますか?
基本的には屋内用として設計されていますが、耐久性のあるラバーソールを採用しているため、屋外でも使用可能です。ただし、アウトソールがクリアラバーであるため、アスファルトなど荒れた地面では劣化が早まる可能性があります。使用頻度には注意してください。
他のブランド(NIKEやadidas)と比べて、サイズ感はどうですか?
「FRESHFOAM BB V3」はやや小さめの作りです。NIKEで27.5cmを履いている方であれば、同サイズまたは0.5cmアップが推奨されます。特に甲高・幅広の方はワンサイズ上げると快適に履けることが多いです。
クッション性は柔らかめですか?それとも硬めですか?
クッションの質感としては「弾む」タイプの柔らかさです。沈み込み過ぎず、反発力のある構造なので、ジャンプやダッシュなど俊敏な動きに向いています。重心移動がスムーズで、長時間の使用でも足裏に負担がかかりにくい印象です。
フィット感が強めとのことですが、足が痛くなりませんか?
履き慣れるまでは締め付けが強く感じる方もいるかもしれませんが、履いているうちにアッパー素材がなじんできます。また、足首周りのクッション性が高く、靴ひもによる食い込みも軽減されているため、長時間の使用でも痛みは感じにくいです。
デザインが好みに合わない場合、それでも選ぶ価値はありますか?
デザインの好みは分かれる部分ですが、機能性の高さは間違いなく優秀です。特に履いて初めて分かる「フィットの一体感」や「グリップの安定感」は、多くのプレイヤーにとってプラスになる要素です。
足首のサポートは十分ですか?
ミッドカット寄りの設計になっており、明確にサポート性が感じられます。特にアッパーとミッドソールを繋ぐTPUサポートパーツが足のぐらつきを防ぎ、一体感のある履き心地に貢献しています。ただし、強固なサポートを求めるならハイカットモデルの方が適しています。
女性やジュニアプレイヤーにもおすすめできますか?
足のサイズが合えば問題なく使用できます。ただし、履き口がやや狭めで足入れがしづらい構造のため、小さな足や柔らかい足型のユーザーには、最初やや違和感があるかもしれません。慣れると快適ですが、購入前に試着できると安心です。
履き慣れるまでに時間はかかりますか?
個人差はありますが、最初の数回はシューレースの締め具合を調整しながら履き慣らす必要があります。特に足首周りのフィット感は動きながら調整したほうが自分の足に馴染みやすくなります。数回使用すれば、全体的にアッパーが柔らかくなりフィット感が向上します。
プレースタイルによる相性はありますか?
BB V3はクッション性と安定感のバランスが良いため、パワーフォワードやウィングプレイヤーに向いている傾向があります。一方で、スピードを重視するポイントガードやガード寄りの選手でも問題なく使用できますが、より軽量なモデルを好む方は他の選択肢と比較検討するのもおすすめです。
他の「FRESHFOAM」シリーズとの違いは何ですか?
「FRESHFOAM BB V3」は、バスケットボールに特化した設計となっており、同じFRESHFOAMを名乗るランニングシューズなどとはクッションの性質やサポート構造が大きく異なります。特にBB V3では、反発力と横方向の安定性が重視されており、競技特化型のチューニングが施されています。
ソックスとの相性に注意すべき点はありますか?
履き口がやや狭めかつフィット感が強いため、厚手のソックスでは窮屈さを感じる場合があります。吸汗性とフィット性を両立した中厚~やや薄めのスポーツソックスがおすすめです。
シューズの通気性はどうですか?
アッパーにはメッシュ素材が使われており、一般的なバッシュとしては通気性は標準~やや良好です。ただし、ミッドカットでホールド性が高いため、真夏の屋外練習などでは蒸れを感じやすい場合もあります。使用環境に応じてソックス選びやこまめな休憩を意識すると快適です。
フレッシュフォームの反発力はすぐに感じられますか?
個人差はありますが、履いて数回の使用で明確に感じられるケースが多いです。特にジャンプ後の着地時や、素早い切り返し動作において、「グッと沈んでから押し返してくれる」感覚が分かりやすいという声が多くあります。
トラクション(滑り止め)はどれくらい長持ちしますか?
アウトソールの材質とパターンが見直されており、耐久性は比較的高い部類に入ります。ただし、屋外での使用頻度が多い場合や、コートが汚れていると劣化が早くなるため、定期的なクリーニングやメンテナンスが推奨されます。
New Balance 「FRESHFOAM BB V3」レビューのまとめ

「FRESHFOAM BB V3」は、New Balanceがバスケットボールカテゴリーにおいて確かな地位を築こうとしている中で、非常に完成度の高いプロダクトとして仕上がっています。
特筆すべきはその「バランス力」。
過剰な機能性に偏ることなく、実戦に即した快適さと実用性が緻密に設計されています。
✔ 総合性能の総括
機能 | 評価ポイント |
---|---|
クッション性 | FRESHFOAM Xが衝撃をしっかり吸収しつつ、高い反発力を持ち、プレーのキレを支える |
グリップ性 | 新ヘリンボーンパターンとクリアソールにより、安定した滑り止め効果を実感できる |
フィット性 | ややタイトながら一体感のある履き心地。足全体を包み込むホールド感が高い |
サポート性 | TPU補強とプレート構造によって、横ブレやねじれを最小限に抑えた安定した構造 |
重量感 | 約460gで標準的ながら、体感としては軽め。重心が低く安定感のある設計 |
通気性 | メッシュ構造により蒸れを抑制し、長時間のプレーにも対応 |
コストパフォーマンス | 約2万円台という価格帯で、機能・快適性・耐久性のバランスに優れた優秀な選択肢 |
✔ プレースタイル別おすすめ度
プレースタイル | おすすめ度 | 理由 |
---|---|---|
オールラウンド型 | ★★★★★ | バランスが良く、どのポジションでも使いやすい |
パワープレイヤー(インサイド) | ★★★★☆ | クッションとサポートが強力で安定感がある |
スピード重視(ガード系) | ★★★☆☆ | 軽量バッシュに比べるとやや重く、俊敏性に特化したモデルではない |
初心者プレイヤー | ★★★★☆ | 足に優しく、疲れにくい構造なのでエントリーモデルとしても好適 |
長時間プレー向け | ★★★★★ | フィット感・クッション・通気性のトータル性能が高く、疲労を感じにくい |
✔ 特に優れている点(メリット)
- クッション性と反発力の両立により、ジャンプ時・着地時の負担軽減
- プレートとTPUサポートによる安定感の高さ
- アウトソールの改良によりグリップ力が進化
- 足全体を包むフィット構造で、安心感のある履き心地
- 同価格帯の他モデルと比較しても優れた機能バランス
✔ 注意点(デメリット)
- 履き口がやや狭く、着脱に慣れが必要
- サイズ感がややタイトでサイズ選びが難しい。
- デザインに関しては好みが分かれる傾向あり
New Balance 「FRESHFOAM BB V3」レビューの総括
「FRESHFOAM BB V3」は、New Balanceが長年培ってきたフレッシュフォーム技術をバスケットボールシューズに落とし込み、快適性とパフォーマンス性を高次元で融合させた一足です。
特に今回のモデルでは、アウトソールパターンの刷新やクッション構造の見直しなど、前作から着実なアップデートが施されており、実際に履いてみるとその変化がしっかりと体感できます。
見た目はやや無骨で好みが分かれるかもしれませんが、プレー中の安定感、反発力、そして足との一体感は、多くのプレイヤーにとって大きな武器になるでしょう。
サイズ感には若干のクセがあり、特に甲高や幅広の方は注意が必要ですが、それを差し引いても全体的な完成度の高さは際立っています。
履き口の構造や足首まわりの調整には少し慣れが必要なものの、使用を重ねることで足に馴染み、フィット感が増していくのもこのモデルの魅力のひとつです。
また、パフォーマンスモデルでありながら価格が控えめに設定されている点も見逃せず、コストパフォーマンスに優れたバッシュを求める方にとっては非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
総じて、「FRESHFOAM BB V3」は「使い込むほどに信頼感が増す」タイプのバッシュであり、初期の印象以上にじわじわと評価が高まる一足です。
足元からプレーを支えたいすべてのプレイヤーに、自信を持っておすすめできるモデルです。
気になっている方は、ぜひ一度足を通して、その実力を体感してみてください。