バスケットボールシューズにおいて、「価格」と「性能」のバランスは非常に重要な要素です。
特に学生プレイヤーやバスケ初心者にとっては、高額なハイエンドモデルよりも、手頃な価格で十分なパフォーマンスを発揮できるモデルが求められています。
そんな中で注目されているのが、中国発のスポーツブランド「LI-NING(リーニン)」が展開する【SHINING 2(シャイニング2)】です。
このモデルは、NBAプレイヤーのフレッド・バンブリート選手が着用することで話題を集めたモデルでもあり、プロの現場でも活用されている実力派の一足です。
最大の魅力は、「低価格帯でありながら、必要な機能がしっかり搭載されている点」にあります。
クッション、グリップ、フィット感など、プレイに直結する性能がバランス良くまとまっており、特に軽量でスピード重視のガードプレイヤーには相性が良いモデルとして評価されています。
また、アウトソールには、他の人気モデルと酷似したトラクションパターンが採用されており、プレイ時の安定性にも期待が持てます。
見た目のデザインもシャープでスタイリッシュな仕上がりとなっており、コート上でも映える印象を与えます。
今回の記事では、このLI-NING 「SHINING 2」(シャイニング2)が実際にどのような特徴を持ち、どんなプレイヤーにおすすめなのかを、複数のレビュー情報と使用者の体験談をもとに詳しく解説していきます。
購入を検討している方や、コストパフォーマンスに優れたバッシュを探している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
LI-NING 「SHINING 2」(シャイニング2)の概要

ここではLI-NING 「SHINING 2」の基本的な情報やスペックを中心に、その全体像を把握していきます。
価格帯、デザイン、重量、そしてその他の特徴について、順を追って詳しく解説します。
このバッシュについて
LI-NING 「SHINING 2」(リーニン シャイニング2)は、中国の大手スポーツブランド「LI-NING」が開発した、エントリーモデル向けのバスケットボールシューズです。
- 対象:バスケ初心者・学生プレイヤー・軽量重視のガードプレイヤー
- 発売価格:約16,300円(セール時は12,000円前後まで下がることも)
- 着用選手:NBAヒューストン・ロケッツのフレッド・バンブリート(PEモデル)
- 想定用途:インドア中心だが、屋外使用も一定可能
このモデルは、上位モデルと同じ技術や意匠を部分的に取り入れながら、コストを抑えた“高コスパバッシュ”として人気です。
デザイン
見た目の印象はシャープかつスマートで、従来モデル(SHINING 1)よりも洗練された印象があります。
特徴として以下が挙げられます。
- シャイニングらしい光沢をまとったアッパーデザイン
- NIKEのGT カット アカデミーと酷似したアウトソールパターンを採用
- スクエア型のトゥボックス(つま先の形状)で、日本人の足型にフィットしやすい
- シンプルながらもスポーティで、練習・試合問わず使いやすいビジュアル
外見は複数のカラーバリエーションがあり、選ぶ楽しさもあります。
重量
軽量設計が特徴的な本モデルは、長時間のプレイでも疲れにくい点が魅力です。
サイズ(参考) | 重量(片足) |
---|---|
US12(約29.5cm) | 約370g |
NIKEのGT カット アカデミーと同等レベルの軽さを持ち、実際の着用感でも「より軽く感じた」という意見もありました。
軽量ながらも最低限のクッションとサポートを搭載しており、バランスの良さが際立っています。
その他
- 価格面の魅力:Amazonなどでは定期的にクーポン配布あり。最大40%オフも。
- 販売チャネル:国内ではAmazonや一部のスポーツショップにて流通
- アウトソール素材:「タフRBラバー」を採用し、屋外使用にも耐える耐久性を確保
- シュータン・アッパー素材:軽量メッシュで通気性重視。ソフトな着用感を提供
このように、LI-NING 「SHINING 2」は見た目の洗練性と機能性を両立しつつ、価格面でも競争力の高いモデルとなっています。
LI-NING 「SHINING 2」(シャイニング2)の機能

LI-NING 「SHINING 2」は、低価格ながらもバスケットボールに必要な基本機能をしっかり備えているモデルです。
以下では、クッション性・グリップ性・フィット性・サポート性など、プレイパフォーマンスに直結するポイントを中心に詳しく解説します。
クッション性
本モデルのミッドソールには、「Light Foam Plus」という軽量クッション素材が搭載されています。
さらに、前足部には「Boomクッション」(※SHINING 1には非搭載)が加わり、反発力と接地感の両立を目指しています。
- 前足部:Boomクッション → スピードプレイヤー向けの軽快な反発性
- 後足部:Light Foam Plus → 衝撃吸収を担う軽量クッション
- クッションの特徴:
- 体重が軽めのガードプレイヤーに最適
- 高反発というよりは安定重視のソフトな感覚
- クッション量自体は控えめで接地感を優先
評価項目 | 内容 |
---|---|
反発性 | ○(軽快だが強い反発ではない) |
衝撃吸収 | ○(後足部で吸収) |
安定性 | ◎(沈み込みが少なく安定) |
体重別おすすめ度 | 軽量プレイヤー向け(70kg以下がベスト) |
グリップ性
アウトソールは、ヘリンボーンパターンに近い構造を採用。
グリップ性の高い「タフRBラバー」が使用されており、屋内外を問わず滑りにくい仕上がりとなっています。
- トラクション性能:
- インドアコートでの使用に非常に安定したグリップ
- アウトドアでも一定の耐久性あり
- フレックスグルーブ(屈曲溝)により自然な蹴り出し動作が可能
シーン | 評価 |
---|---|
屋内コート | ◎ 滑りにくく、初動に強い |
屋外アスファルト | ○ タフRBラバーで耐久性あり |
ウェット環境 | △(吸水性なしのため注意) |
フィット性
アッパーは軽量メッシュ素材をベースにしており、通気性と軽快なフィーリングを重視した設計。
ただし、足型との相性によってフィット感に差が出る場合があります。
- 足幅:やや細身のラスト設計(足幅が広い方はハーフサイズアップ推奨)
- 構造:前半にループ式、後半はシューホール式の標準的なシューレース配置
- ポイント:
- つま先がスクエア型→日本人の足に比較的フィットしやすい
- ただし、くるぶし・足首の一部が干渉する可能性あり(個人差あり)
サポート性
高価格帯モデルほどの剛性はないものの、必要最低限のサポートパーツはしっかり搭載されています。
- サポート構造の要点:
- 中足部シャンクプレート → ねじれ抑制
- 側面TPUパーツ → ラテラルムーブ時の安定性向上
- ヒールカウンター内蔵 → かかとのホールド感を確保
ただし、足首周り(特にくるぶし周辺)は素材が柔らかめで、強固なロックダウン性能を求める場合は物足りなさがあるかもしれません。
その他
- シュータン設計:やや厚めで足甲の圧迫感を軽減
- インソール:標準的なクッション性、カスタムインソールの挿入も可能
- 外観上の特徴:アウトソールがややワイドに張り出し、転倒リスクを軽減
総じて、「SHINING 2」は「扱いやすさ」「軽さ」「安定感」に重点を置いたモデルです。
特にクイックネスを重視するプレイヤーや、バッシュ選びに迷う初心者にとって、安心して選べるスペックが揃っているといえるでしょう。
LI-NING 「SHINING 2」(シャイニング2)のサイズ感

「LI-NING SHINING 2」は、日本人プレイヤーにとって比較的相性が良いモデルといえますが、足幅やアーチの高さによってフィット感に違いが出やすいモデルでもあります。
ここでは、基本的なサイズ感と、実際に使用した人のレビューをもとにした傾向を詳しく紹介します。
サイズ感
私は基本的にNIKEで29cm、ASICSで28.5cmを選択することがい多いですが、今回の「SHINING 2」は29.5cmを選びました。
「SHINING 2」はやや細身のラスト設計で、ナイキやアシックスと比べると足幅のフィット感に差が出やすい構造です。
基本のサイズ感
- 足幅:やや狭め(D~E相当)
- つま先形状:スクエア型 → 指先にややゆとりがあり、トウボックスがとがっていないため指が開きやすい
- 甲の高さ:やや低め
- アーチ:標準〜やや低め
サイズ選びの目安(ナイキと比較)
ナイキ着用サイズ | SHINING 2推奨サイズ | 備考 |
---|---|---|
US11(29.0cm) | US12(29.5cm) | 足幅が標準~広めの方はハーフサイズアップ推奨 |
US11(29.0cm) | US11(29.0cm) | 足幅が細め方は通常サイズでOK |
特に注意したいポイント
- 足幅が広い人はハーフサイズアップ推奨:スクエアトウでもアッパーのメッシュ素材にサポートパーツが少ないため、フィット感に余裕を持たせたい方にはサイズ調整が必要です。
- くるぶし周りの当たりが気になることがある:縁に使われているTPUが屈曲時に当たるという声もあり。足首が敏感な人は注意。
ユーザーレビューに基づくサイズレビュー
実際に「SHINING 2」を履いたユーザーの声を総合すると、以下のような傾向があります。
ポジティブな評価
- 「スクエア型のつま先が日本人の足型に合いやすい」
- 「軽量なアッパーのおかげで、締め付けがなく快適」
- 「ぴったりサイズを選んでも痛みが出にくかった」
ネガティブな評価
- 「足幅が広めの自分には、指が当たって気になった」
- 「くるぶし下のサイドボールが当たる位置によっては違和感があった」
- 「甲が低いので、甲高の人は窮屈に感じるかも」
サイズ感まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
ラスト形状 | やや細身 |
トウボックス | スクエア型(日本人向け) |
足幅が狭い人 | 通常サイズでOK |
足幅が広い人 | ハーフサイズアップ推奨 |
甲が高い人 | フィット感にやや窮屈感を感じる可能性あり |
足首が敏感な人 | TPUやサイドパーツの干渉に注意 |
結論として、「SHINING 2」はサイズ選びさえ間違えなければ、多くのプレイヤーにとってフィットしやすいバッシュです。
とくにスクエアトウの採用により、日本人の足形にフィットしやすく設計されている点は大きな強みです。
LI-NING 「SHINING 2」(シャイニング2)を実際に使用した私の体験談・レビュー

使用環境とプレイスタイルとの相性
【プレイ環境】
- 使用場所:地域の体育館(木製フロア)
- 使用頻度:週2〜3回
- プレイ時間:1回あたり2時間
【実際に履いて感じたポイント】
- 第一印象は「とにかく軽い」のひとこと。足を運ぶ感覚に重さがほとんどなく、ダッシュやバックペダルが自然に出せる。
- 足元の沈み込みは少なめだが、そのぶん「反応の速さ」が際立つ印象。
- アッパーの素材がややソフトなため、履き始めから足に馴染む感覚があり、ブレイクイン(履き慣らし)がほとんど必要なかった。
【相性の良いプレイヤー像】
- 「踏み込んだ瞬間に素早く動き出したい」
- 「ボールを持ってコントロールする時間が長い」
- 「無駄な重量を感じず、クイックにカットインしたい」
というタイプには非常にマッチする。
試合・練習中での実感
【シューティング中】
- つま先がスクエア型のため、母指球での体重移動がしやすく、踏ん張りが効く
- 軽量設計により、ジャンプショット時に足元の動作がスムーズ
【ゲーム形式(5on5)での動き】
- トラクション(グリップ性能)が特に印象的だった。急ストップや切り返しでも滑りづらく、特にサイドステップで威力を発揮。
- ローポストでのスクリーン突破時にも、アウトソールがしっかり床を捉えてくれるので、思った通りに身体が動かせる。
- 一方で、サポート性は必要最小限なので、「接触が多いプレイ」や「身体を当てるディフェンス」を多用する人には物足りない可能性も。
【プレイ中の足への負担】
- 前足部のBoomクッションは、着地の瞬間に「ふわっ」とした感触があり、足裏の衝撃が緩和されている実感がある。
- ただし反発性はそこまで強くないため、「バネで跳ね返るようなクッション」を求める人には少し物足りないかもしれない。
長時間使用後のフィードバック
【プレイ後の足の状態】
- 疲労感:2時間の使用後でも、足裏やふくらはぎの疲労はかなり軽減されていた
- 蒸れ:メッシュアッパーのおかげで通気性が良く、汗による不快感は少なかった
- 足の痛み:サイズをしっかり合わせれば、靴擦れや指先の圧迫感はほとんど感じなかった
【気になった点】
- くるぶしの下あたりにあるTPUパーツが、踏み込み時に少し干渉する感覚があった(個人差あり)
- 足首周りのサポートがややソフトで、「ガチッとホールドしてくれる感覚」は薄め
- サイズをミスすると、小指やアーチ周辺に違和感が出やすいためフィッティングには慎重さが必要
総合的な評価と考察
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
軽さ | ★★★★★ | スピード重視の選手に最適 |
クッション性 | ★★★☆☆ | Boomクッションはやや控えめだが快適 |
グリップ力 | ★★★★★ | 特に横方向への動きに安定感あり |
フィット感 | ★★★★☆ | スクエアトゥで指周りの余裕は良好だが足幅広い人は要注意 |
サポート性 | ★★★☆☆ | 最低限はあるが、接触の多い競技レベルにはやや物足りない |
コスパ | ★★★★★ | セール価格で1万円台前半なら“即買い”レベル |
LI-NING 「SHINING 2」は、「軽くて速く動きたいプレイヤー」にぴったりなモデルです。
部活やクラブの練習〜試合までしっかり使えるうえ、価格を考えると性能面でも妥協は感じませんでした。
特に学生プレイヤーや細身足型の方には非常におすすめです。
自分のプレイスタイルや足型と照らし合わせながら選べば、コートで信頼できる一足になると実感しています。
LI-NING 「SHINING 2」(シャイニング2)に関するQ&A

I-NING 「SHINING 2」(シャイニング2)に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「SHINING 2」は初心者でも使いやすいバッシュですか?
非常に使いやすいです。
軽量設計で足の動きが自然に出せるため、フォームを整えたい初心者にも適しています。グリップ性やクッションも十分備わっており、特に部活やスクールでの練習用として高評価を得ています。
サイズ感は他ブランド(ナイキやアシックス)と比べてどうですか?
全体的にやや細身の作りです。
ナイキやアシックスと比べると足幅が狭めに感じる方が多く、足幅が広い人はハーフサイズアップを検討するのが無難です。スクエア型トウボックスにより、つま先には比較的ゆとりがあります。
「SHINING 2」は屋外コートでも使用できますか?
可能です。
アウトソールには「タフRBラバー」が使われており、屋外の摩耗にも一定の耐久性があります。ただし、耐久性重視で屋外メインに使いたい場合は、よりハードラバーを採用したモデルを検討するのも一つの手です。
どのようなプレイヤーに向いているバッシュですか?
クイックネスを重視する軽量プレイヤーにおすすめです。
特にガードポジションのようにスピードと機動力を武器とするプレイヤーにマッチします。反発性は控えめですが、足運びの自然さと安定感の高さが特徴です。
「SHINING 2」とGT カット アカデミーではどちらを選ぶべきですか?
軽快さやフィット感を重視するなら「SHINING 2」がおすすめです。
両者はアウトソールパターンが似ており、グリップ性能に大きな差はありません。ただし、GT カット アカデミーの方がややクッション厚があり、体重があるプレイヤーやジャンププレイの多いプレイヤーには向いている場合があります。
履き始めに足が痛くなったり、靴擦れしたりしませんか?
履き慣らしは比較的少ないモデルです。
アッパーがメッシュ素材で柔らかいため、履き始めから快適という声が多く見られます。ただし、くるぶし周辺のTPUパーツが当たるというレビューもあるので、足首が敏感な方は注意が必要です。
「SHINING 2」価格に見合った性能がありますか?
価格以上の価値があると評価できます。
定価は16,000円前後ですが、Amazonなどで割引クーポンが頻繁に発行されており、実際は12,000円前後で購入可能です。この価格でクッション性・グリップ力・デザイン性が揃っているのは大きな魅力で、コスパ重視の方には最適です。
デザインはどんな印象?日常履きにも使えますか?
シャープで洗練されたデザインです。
シンプルかつスポーティな見た目で、カラー展開も豊富なためコーディネートしやすいです。ただし、あくまで競技用なので、ソールの減りや耐久面を考慮すると日常履きには不向きです。
長く使いたいのですが、耐久性はどうですか?
屋内利用であれば十分な耐久性があります。
アウトソールは摩耗に強いラバーを使用しており、アッパーも軽量ながらしっかりと縫製されています。ただし、屋外でのハードな使用が続くとソールの減りは早くなるため、メインはインドア用と考えるのが理想です。
クッションはどの程度まで衝撃を吸収してくれますか?
衝撃吸収は“軽量モデルとしては及第点”といえます。
Light Foam Plus+Boomクッションの組み合わせは、接地感を重視するプレイヤーには好まれます。ただし、ジャンプからの着地や長時間プレイでは、厚底系モデルと比べるとクッションの恩恵は控えめになります。
他ブランドの同価格帯モデルと比較するとどうですか?
「軽さ」と「日本人向けの足型フィット感」において優位です。
ナイキやアンダーアーマーの同価格帯モデルと比べると、「SHINING 2」は足先にゆとりがあり、動きやすさを重視するプレイヤーに好まれる傾向があります。クッション性ではアシックスに一歩譲りますが、総合バランスは非常に高いレベルです。
LI-NING 「SHINING 2」(シャイニング2)レビューのまとめ

◆ LI-NING 「SHINING 2」はどんなシューズか?
LI-NING 「SHINING 2」は、軽さ・安定性・コスパのバランスに優れたエントリー〜中級者向けのバスケットボールシューズです。
価格帯は実売1万円前後で、国内外のプレイヤー、特に動きの速さを重視するガードポジションの選手に高い評価を得ています。
このバッシュは、ナイキやアシックスといったメジャーブランドに比べるとまだ国内での知名度は高くありませんが、性能面では非常に実力派。
NBAプレイヤーのフレッド・バンブリートも着用しており、プロの現場にも通用するスペックを低価格で提供していることが特徴です。
◆ 実際に使用して感じた3つの魅力
1. 驚くほど軽く、足を動かすのが楽になる
片足わずか約370g(29.5cm基準)という軽さは、プレイ中の加速・減速・方向転換をとてもスムーズにしてくれます。
初速の鋭さや、フェイクからの反応速度を高めたい選手には理想的です。
2. トラクション性能が高く、止まりたい時にしっかり止まれる
アウトソールのパターンはNIKEのGTカット アカデミーと類似しており、グリップ力は非常に優秀です。
インドアではもちろん、アウトドアでも実用できる耐久性があり、ジャンプ後の着地や細かいステップワークで信頼できます。
3. 日本人の足型に合いやすい「スクエアトウ」デザイン
つま先に丸みのあるスクエア型は、日本人特有の幅広・甲低の足にフィットしやすい構造です。
一般的なナイキの“細くて先が尖った”バッシュでは小指が当たって痛むという人でも、快適に履ける可能性があります。
◆ 反対に注意が必要なポイント
項目 | 内容 |
---|---|
クッション性 | 軽量重視のため、衝撃吸収は控えめ。ジャンプ中心のプレイヤーには不足感があるかも |
足幅 | やや細めの設計。足幅が広い方はハーフサイズアップが必要になるケースが多い |
サポート性 | 必要最低限。くるぶしや足首周りの保護を重視する方にはやや物足りない |
ブランドの流通 | 国内ではAmazonや一部店舗に限定され、試し履きがしにくい |
これらの点を踏まえて選べば、想定外のフィットミスや性能差による失望を防ぐことができます。
◆ プレイヤータイプ別:このシューズが“合う人・合わない人”
プレイヤーの特徴 | おすすめ度 | 理由 |
---|---|---|
軽快なステップ・俊敏な動きを求めるガード | ★★★★★ | 軽量・グリップが強く、プレイスタイルに完全マッチ |
初心者・部活生・コスパ重視の学生 | ★★★★★ | 入門用としては理想的。コスパが圧倒的に良い |
足幅が細め〜標準の人 | ★★★★★ | 標準サイズで快適なフィット感が得られる |
ジャンプ中心・インサイドプレイヤー(重め) | ★★☆☆☆ | クッションがやや薄めで、長時間使用は疲労に繋がる可能性あり |
接触の多いプレイスタイル・足首の安定を求める人 | ★★☆☆☆ | サポートパーツが控えめなので、他モデルの方が無難 |
◆ こんな人に最もおすすめです
- 動きやすさとグリップを最重視するガードプレイヤー
- 初めての一足を探しているバスケ初心者・部活プレイヤー
- 「1万円前後」で高性能なシューズを探しているコスパ重視の方
- 細めの足型で、ナイキだと足が浮いてしまうような日本人ユーザー
◆ LI-NING 「SHINING 2」(シャイニング2)レビューの総括
LI-NING 「SHINING 2」は、軽さ・グリップ・価格のバランスに優れたバスケットボールシューズであり、特に学生や初心者、クイックネスを武器にするガードプレイヤーにとって非常に魅力的な選択肢です。
軽量設計によりスムーズな動きが可能になり、スクエア型のトゥボックスは日本人の足にもフィットしやすく、履き心地の面でも安心感があります。
BoomクッションやLight Foam Plusなど、価格以上の機能が搭載されており、バスケの基礎を固める段階から本格的なプレイまで幅広く対応できる汎用性も兼ね備えています。
一方で、クッション性や足首周りのサポート力はミドルクラスのシューズに比べて控えめなため、体重が重めのプレイヤーやハードなジャンププレイを多用する選手にとってはやや物足りなさを感じる場面もあるかもしれません。
しかし、それを差し引いてもなお、コストパフォーマンスの高さや実戦での安定したパフォーマンスは非常に魅力的で、エントリーモデルとしては文句なしの仕上がりといえるでしょう。
初めてのバッシュとして、あるいは練習用のセカンドシューズとして、LI-NING 「SHINING 2」はきっとあなたのプレイを後押ししてくれる存在になるはずです。
次の一足に迷ったら、選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。