近年、バスケットボールシューズの進化は目覚ましく、多くのブランドがプレイヤーのパフォーマンスを最大限に引き出すモデルを次々に投入しています。
その中でも注目を集めているのが、ジョーダンブランドからリリースされたJORDAN 「LUKA 77」(ルカ77)です。
このモデルは、NBAの次世代スーパースターとして絶大な人気を誇るルカ・ドンチッチの名を冠した、初の“テイクダウンモデル”として登場しました。
テイクダウンモデルとは、シグネチャーモデルの要素を取り入れながらも、価格を抑えて幅広い層に届けることを目的とした設計で、性能とコストパフォーマンスのバランスが極めて重要視されるカテゴリです。
JORDAN 「ルカ77」は、そんなテイクダウンモデルでありながら、上位モデルである「ルカ4」と同様にZoom Airクッションを搭載し、さらに屋外コートでの使用にも対応した設計がなされています。
加えて、シンプルながら洗練されたデザインや、多層構造による優れたサポート性も注目ポイント。
今回の記事では、実際に「ルカ77」を履いてプレイした体験を交えながら、そのスペック・履き心地・サイズ感・耐久性などを詳しくレビューしていきます。
「ルカ4」との違いや、購入時に注意すべきポイントもあわせて紹介するので、購入を検討している方やバッシュ選びに迷っている方にとって、きっと役立つ内容になっているはずです。
それでは、「ルカ77」の魅力を余すところなく解説していきましょう。
JORDAN 「ルカ77」の概要

JORDAN 「ルカ77」は、ジョーダンブランドが手がけるルカ・ドンチッチのテイクダウンモデルとして2024年に登場しました。
シグネチャーモデル「ルカ4」のエッセンスを受け継ぎつつ、屋外コート対応の設計と1万円台前半という優れたコストパフォーマンスを実現しています。
以下では、その特徴を4つの視点から整理して解説します。
このバッシュについて
「ルカ77」の最大の特徴は、ルカ・ドンチッチが実際に屋外でバスケットをしていた経験を反映して、屋外使用を強く意識した設計になっている点です。
- リリース日:2024年4月(国内)
- 定価:13,200円
- モデル種別:テイクダウンモデル(ルカ4の下位モデル)
「ルカ4」同様にZoom Airを前足部に搭載し、ミッドソールは2層構造のフォームを採用。
グリップやサポート性においても屋外での使用に十分対応できる作りとなっています。
デザイン
一見するとボリューム感のあるデザインながら、実物は非常にスマートで洗練された印象を受けます。
実際、SNS上では「写真より実物の方が断然かっこいい」との声も多く、デザイン性も高く評価されています。
- アッパー素材:メッシュ、ヌバック、TPU系素材などを多層構造で使用
- ロゴ配置:
- シュータン:ルカ・ドンチッチのロゴ
- ミッドソール外側:ジャンプマンロゴ
- ヒール内側&アウトソール:ジャンプマン&ルカロゴ
- カラーリング:シンプルながらも配色センスが良く、ストリートにも映える
重量
「ルカ77」の重量は、見た目よりもかなり軽量で、29cmで約380gと、上位モデルの「ルカ4」とほぼ同じです。
多層アッパー構造と厚めのクッションを備えながらも、優れた軽量性を実現しています。
サイズ | 重量(片足) |
---|---|
29cm | 約380g |
この軽さは、スピード重視のプレイヤーにとっても魅力的な要素です。
その他
- Zoom Air搭載:テイクダウンモデルながら、前足部にZoom Airユニットを搭載。
- アウトソール構造:全面に安定性の高いヘリンボーンパターンを採用し、さらに2層構造で削れてもグリップが持続。
- テイクダウンでありながら高機能:シグネチャーモデルに迫る完成度で、価格差を感じさせない作り。
このように、JORDAN 「ルカ77」は「価格を抑えつつも、本格的なプレーに対応できる機能性」を備えた、非常にバランスの取れた一足となっています。
JORDAN 「ルカ77」の機能

JORDAN 「ルカ77」は、テイクダウンモデルながらも実戦レベルで使える優れた機能を多数搭載しています。
特に、クッション性・グリップ性・フィット性・サポート性といったプレイに直結する機能の完成度は非常に高く、シグネチャーモデルに匹敵する実力派バッシュとして注目を集めています。
クッション性
- 前足部にZoom Airユニット搭載
「ルカ4」と同様、前足部には長方形のZoom Airを内蔵。これにより、踏み込み時に適度な反発感が得られます。 - 2層構造のミッドソール
クッション材は明記されていませんが、推定でファイロン×クシュロンフォームの2層構成と見られます。接地感と柔らかさのバランスに優れ、屋外でもしっかり衝撃を吸収。 - クッション感の印象:
「ルカ4よりやや硬めで反発重視」、「GTカットアカデミーに近い感触」との声が多く、反発性と耐久性を両立しています。
グリップ性
- 全面ヘリンボーンパターン採用
昔ながらのグリップに定評あるパターンで、スライドや方向転換に強さを発揮。 - 太く深めのパターン構造
パターンの線が太く、摩耗しにくい設計。さらに2層構造で削れても下層が機能し続ける工夫あり。
要素 | 内容 |
---|---|
トラクション | 全面ヘリンボーン(2層構造) |
アウトソール素材 | クリア×ソリッドラバー混合(モデルによる) |
評価 | 粘着感より“安定感重視”のグリップ性能 |
フィット性
- レースホール間の距離が短く密着感◎
シューホールが詰まって配置されているため、締め上げ時のフィット力が非常に高い。 - アッパー構成:
テキスタイルメッシュ+ヌバック+TPU系素材が層構造で配置され、足をしっかり包み込む。特に足裏とミッドソールの一体感が高く、クッション性能を活かしやすい。 - 履き始めはやや硬めですが、数回の使用で徐々に馴染みます。足幅の狭い人には特にフィットしやすい一方、足幅が広い人は「ハーフアップ」推奨。
サポート性
- ヒール周りの強化構造
外側にはゴム系の補強パーツ、内側には硬質ヒールカウンターが内蔵されており、足首の安定感が高い。 - アイソプレート内蔵
前足部のサイドには反発性と横ブレ防止を両立するアイソプレートが内蔵されており、ステップバックやカット動作時の安定性向上に貢献。 - 足首回りのパディング:
「ルカ4」よりシャープでタイトな作り。サポーター使用時はやや窮屈に感じることもあるが、サポート性としては非常に優秀。
その他
- 屋外対応構造:
耐摩耗性に優れたアウトソールとアッパー素材により、屋外でも長持ちする設計。 - 軽量性と機動力:
多層アッパーにもかかわらず、軽量(約380g)でスピードプレイに適応。 - コストパフォーマンス:
Zoom Air、2層クッション、アイソプレート搭載で13,200円は驚異的な価格設定。
JORDAN 「ルカ77」は、“安いのに本気で使えるバッシュ”として、特に学生プレイヤーやサブシューズを探している方に最適な1足です。
JORDAN 「ルカ77」のサイズ感

JORDAN 「ルカ77」は、標準〜ややタイトな作りとなっており、足の形や好みによってサイズ選びに工夫が必要なモデルです。
とくにアッパー素材の硬さや履き口のシャープさが、フィット感に影響を与えています。
サイズ感
私は普段NIKEで29cm、ASICSで28.5cmを選択することが多いですが、今回の「ルカ77」も29cmを選択しました。
基本設計
- 国内版は「PFラスト(標準幅)」を採用
- 近年のナイキバッシュの中ではやや狭めのフィット
フィーリングの特徴
- トゥボックス(つま先)周辺はやや狭め
- 履き口・足首まわりがシャープで、ホールド感は非常に高い
- アッパーにヌバックやTPUが重なっており、履き始めは硬さを感じやすい
サイズ選びのアドバイス
足のタイプ | 推奨サイズ選びの目安 |
---|---|
普通幅・細身 | 基本的にはNIKEの通常サイズでOK(靴下で微調整) |
幅広 or 高甲 | ハーフサイズアップ(+0.5cm)推奨 |
サポーター併用 | ハーフサイズアップ推奨 |
素材による変化
- メッシュを含む多層アッパーは、使用していくうちに多少馴染みやすいが、伸びすぎるリスクは低め
- 初期のフィットが硬めな分、「我慢して慣らす」か「最初からハーフアップしておくか」が選択の分かれ目
ユーザーレビューに基づくサイズレビュー
実際に「ルカ77」を使用したプレイヤーの声をいくつか抜粋して紹介します。
実使用者レビュー(要約)
- 「つま先が結構詰まってる感じがあったので、ハーフサイズ上げてちょうど良かった」
- 「履いた瞬間はタイトだけど、フィットが良くて足との一体感がある。プレイ中にズレない」
- 「サポーター着用するとキツく感じた。ハーフアップすれば解決できた」
- 「アッパーが厚めなので、最初は硬い。でもその分サポートはしっかりしてる」
サイズ選びまとめ表
状況 | 推奨サイズ | 備考 |
---|---|---|
素足または薄手ソックスで使用 | 通常サイズ | ややタイトだが、フィット感が高い |
厚手ソックス or サポーター併用 | ハーフサイズアップ推奨 | 履き口が狭めのため余裕を持たせる必要がある |
幅広・甲高タイプ | ハーフサイズアップ推奨 | とくにトゥボックスと甲が詰まりやすい |
総じて、足幅や好みによって調整が必要な一足ですが、フィットした際の一体感は非常に高く、プレー中の安定性にも直結する設計です。
JORDAN 「ルカ77」を実際に使用した私の体験談・レビュー

実際にJORDAN 「ルカ77」を数回にわたって屋内コートで使用しました。
グリップ性能と屋外対応について
最初に驚いたのは、アウトソールの安定感の高さでした。
全面に施された太めのヘリンボーンパターンは、初回使用からすぐに床にしっかり食いつく感覚がありました。
- ダッシュや急ストップでもズレがなく、コントロール性能は高評価
- 粘着系の止まりではなく、「面でしっかり止まる」感触
- パターンが太く、摩耗しにくそうな印象で、屋外での耐久性にも期待できそう
プレイ中、細かいステップを繰り返しても滑りは少なく、「バッシュが足についてきてくれる」安心感がありました。
埃の多いコートでは多少の滑りはあったものの、拭けばすぐに回復する程度で、実戦には十分対応可能です。
フィット感と素材の印象
「ルカ77」は見た目に反して非常にフィット感の高い作りで、シューレースをしっかり締めることでアッパーと足の一体感が得られました。
- 特に足の甲〜ミッドソール部分の密着感が優れており、クッションの反発感も伝わりやすい
- 履き始めはやや硬く、足首やトゥ周辺が締まる感じがあったが、数回の使用で馴染んだ
- アッパーの素材は多層構造(メッシュ、ヌバック、TPU系)で、頑丈ながら痛みは感じにくい
履き口はシャープな設計で、足首周りをしっかりホールド。
カットやクロスステップ時もズレることなく、パフォーマンスに集中できる履き心地でした。
コスパと実用性の評価
「ルカ77」は、機能と価格のバランスが非常に優れていると感じました。
- Zoom Air搭載、2層ミッドソール、耐久性あるアッパー、それで税込13,200円
- 明らかに「価格のわりに高性能」という印象で、エントリー層〜中級者に広くおすすめ
- 屋外対応の設計も含めて、練習用・試合用の両方に活用可能な万能型
実際、これまで履いてきた他ブランドのテイクダウンモデルと比べても、快適性・耐久性・クオリティすべてがワンランク上だと感じました。
シグネチャーモデルの「廉価版」という印象を良い意味で裏切られるモデルです。
この体験を通じて、JORDAN 「ルカ77」はただの「価格抑えめモデル」ではなく、真剣にプレイしたい人のために作られた本格仕様のバッシュであると実感しました。
JORDAN 「ルカ77」に関するQ&A

「ルカ77」は屋外でも使えますか?
屋外での使用を想定した設計です。
- アウトソールは耐摩耗性のあるラバー素材を使用
- ヘリンボーンパターンは太く深めで、石や砂の詰まりが起こりにくい
- アッパーも耐久性の高い多層構造(メッシュ+TPU+ヌバック)
- グリップ性能も屋内外で安定
※屋外使用でも長く使いたい方は、ソールの摩耗状況を定期的にチェックしましょう。
Zoom Airって本当に入ってるんですか?位置はどこですか?
前足部に長方形型のZoom Airユニットが内蔵されています。
- 「ルカ4」と同様、つま先寄りに配置
- 実際の反発力は「控えめ〜中程度」で、地面を蹴るようなプレーに向いています
- 軽量化されたZoom Airなので、跳ね返るような爆発的な弾みより、自然な推進力
サイズ選びで注意する点はありますか?
トゥボックスが狭めなので、足幅や装備によってはハーフサイズアップ推奨です。
足のタイプ | 推奨サイズ選び |
---|---|
普通〜細身 | 通常サイズでOK |
幅広 or サポーター併用 | ハーフサイズアップ推奨 |
- 履き始めはやや硬め → 数回で馴染みます
- トップラインがシャープな設計なので、足首周りがキツく感じる人もいます
クッション性は「ルカ4」と比べてどうですか?
やや硬めの印象で、反発重視の仕上がりです。
- ミッドソールは2層構造(ファイロン×クシュロン推定)
- 「ルカ4」と似た設計だが、「ルカ77」のほうが少し厚みがあり、反発性が高い
- Zoom Airの配置は同じですが、足裏への伝達感がややダイレクト
この価格で本当に実戦で使えるの?
十分に使えます。コストパフォーマンスは極めて優秀です。
- Zoom Air搭載+屋外対応+多層アッパーで税込13,200円
- 「テイクダウン=妥協モデル」というイメージを覆す完成度
- 「ルカ4」や「GTカットアカデミー」を検討していた人にとって十分な代替候補
どんなプレースタイルに向いている?
ドライブ、ステップバック、方向転換を多用するガードやスラッシャーにおすすめです。
- 横方向への踏ん張りに強い設計(アイソプレート内蔵)
- フィット性・サポート性が高く、激しい動きでもブレにくい
- 軽量なので、スピード重視の選手にも◎
「ルカ77」は「ルカ4」の廉価版(ダウングレード)ですか?
一部スペックを簡略化したテイクダウンモデルですが、実力はほぼ同等に感じます。
- Zoom Airの位置やミッドソールの構造は共通
- 一部素材が異なり、アッパーの通気性やソフトさに違いあり
- 「廉価版」ではなく、役割を分けた別カテゴリのバッシュと考える方が妥当です
サポーターや足首テーピングと併用できますか?
履き口がタイトなので、サポーター使用時はフィット感に注意が必要です。
- 履き口(トップライン)は狭めで、厚手のサポーターだと圧迫感あり
- テーピング程度であれば問題なし
- サポーター併用前提ならハーフサイズアップ推奨
ショートソックスで履いても問題ない?
可能ですが、履き口の密着感が強いので少し擦れる可能性もあります。
- 足首周りに薄めのパディングがあり、素肌への当たりが少し硬めに感じる場合あり
- 快適さ重視ならローカットでも厚手素材のソックスを選ぶと◎
女性でも履けますか?
ユニセックス仕様なので、足型が合えばOK。
- サイズが25.0cm以下で展開されているので女性も履けます
- トゥボックスがやや狭めなので、細身〜標準の足型にフィットしやすい
長時間の練習や試合で疲れませんか?
軽量かつサポート性が高く、疲労感は少なめです。
- 29cmで約380gと軽量で、足に負担がかかりにくい
- クッション性より反発感と安定性が中心なので、疲れにくい設計
- 足裏の接地感もしっかりしており、長時間プレーにも十分対応可能
他モデルと比較して耐久性はどう?
上位モデルや他ブランドのテイクダウンと比べても、非常に高耐久に感じます。
- アウトソールの2層構造が摩耗に強く、ヘリンボーンのパターンも太くて削れにくい
- アッパーにTPU補強あり → 裂けやヘタりにも強い
- GTカットアカデミーなどと比較しても「屋外対応」の設計で長持ちする傾向
JORDAN 「ルカ77」レビューのまとめ

JORDAN 「ルカ77」は、「高性能」「高耐久」「高コスパ」の三拍子を兼ね備えた、現代バスケットボールシューズの新しい選択肢です。
単なる廉価モデルに留まらず、実戦でも通用する機能を詰め込んだ“実用重視”のバッシュであることが、今回のレビューで明確になりました。
スペックと性能の総括
項目 | 評価内容 |
---|---|
クッション性 | Zoom Air+2層構造フォームにより、反発性と安定感を両立。「ルカ4」より硬めで反応性重視。 |
グリップ性 | 屋外対応の太めヘリンボーンパターン。削れても使える2層設計。屋内外問わず高安定。 |
フィット性 | レース間隔が狭く、足にしっかり密着。ミッドソールとの一体感により性能を最大化。 |
サポート性 | ヒール内部の補強+アイソプレートにより、横ブレとねじれを抑制。特にカットに強い。 |
重量 | 約380g(29cm基準)。アッパーが多層でも軽量で、スピードプレイヤーにも対応可能。 |
デザインと質感の評価
- シャープで洗練された印象。
- アッパー素材の質感(メッシュ、ヌバック、TPU)がしっかりしており、安っぽさは皆無。
- 配色やロゴの配置も自然で、コート外での着用にも適したスタイル。
履き心地とサイズ感
- 履き始めはタイトだが、数回で馴染む設計。
- 履き口〜足首まわりがシャープなので、ホールド感が高い。
- 足幅広め・サポーター使用者はハーフサイズアップが◎。
サイズ選びの目安表
足のタイプ | 推奨サイズ | 補足 |
---|---|---|
細身 or 標準幅 | 通常サイズ | しっかり締めればフィット感良好 |
幅広 or 高甲 | +0.5cm | 初期の硬さ・締め付けを回避するため |
サポーター使用 | +0.5cm | トップラインがシャープなため |
対象プレイヤー層と向いているスタイル
特におすすめのプレイヤー
- 方向転換やストップ&ゴーが多いガード系ポジション
- クッションの反発を活かしたいドライブ型プレイヤー
- 耐久性重視で屋外プレーが多いユーザー
- シグネチャーは手が届かないが性能には妥協したくない人
向いているスタイル
- ステップバック
- カットイン
- ジャンプシュート後の着地安定性
- スピードと反発のバランスを重視した動き
総合評価と結論
JORDAN LUKA 77 総合評価
項目 | 評価 |
---|---|
クッション性 | ★★★★☆(4.5) |
グリップ性 | ★★★★★ |
フィット感 | ★★★★★ |
サポート性 | ★★★★☆ |
デザイン | ★★★★☆ |
耐久性 | ★★★★★ |
コスパ | ★★★★★ |
✅ シグネチャーと遜色ない機能性
✅ 屋外でもガンガン使える耐久性
✅ プレイヤーの足に“追従する”高フィット設計
✅ Zoom Air搭載+軽量ボディ
✅ それでいて13,200円(税込)
JORDAN 「ルカ77」レビューの総括
JORDAN 「ルカ77」は、ルカ・ドンチッチの名を冠した初のテイクダウンモデルでありながら、機能面での妥協を一切感じさせない実戦対応バッシュです。
最大の特徴は、Zoom Airを前足部に搭載しながらも、13,200円というリーズナブルな価格設定を実現している点にあります。
この価格帯でありながら、クッション性、グリップ力、足との一体感を生むフィット性、そして横ブレを防ぐサポート性において、上位モデルに匹敵するパフォーマンスを発揮するのは驚異的と言えるでしょう。
屋外使用を想定した設計は、アウトソールの耐久性やパターン設計にも反映されており、コートの種類を問わず安定したプレーが可能です。
また、アッパーには多層構造の高耐久素材が使用されており、プレイヤーの足をしっかりと包み込みながら、激しい動きにも対応。
履き始めはややタイトに感じるものの、数回の使用で自然に足に馴染んでいき、プレー中の安心感を支えてくれます。
見た目の印象に関しても、シンプルながらもスポーティでかっこよく、街履きやストリートにも対応できるデザイン性を持ち合わせています。
「ルカ77」は、これからバスケットボールを本格的に始めるエントリープレイヤーはもちろん、2足目を探している中級者や、コスパ重視で実用的な1足を求めるプレイヤーにも強くおすすめできるモデルです。
テイクダウンという立場に甘んじることなく、しっかりと競技レベルに対応できるバッシュに仕上がっていることから、「コストを抑えたいけれど、性能には妥協したくない」という方にとっては、最適解となるはずです。
この一足が、あなたのバスケットボールライフに新たな可能性と、プレーへの自信を与えてくれることを心から願っています。