ASICSのバスケットボールシューズ「GLIDE NOVA FF 4」(グライドノヴァ4)は、シリーズの第4世代として登場し、多くのプレイヤーから注目を集めています。
従来モデルからの改良点は多岐にわたり、特にフィット感・サポート性・クッション性の向上が目立ちます。
このモデルは、部活で日常的にバスケをする選手から、週末プレイヤーまで幅広い層をターゲットにしており、ASICS特有の安定感ある履き心地と、最新の機能が組み合わさった一足です。
また、価格帯は前モデルから据え置きでありながら、パーツ構造や素材のグレードアップが行われており、コストパフォーマンスの高さも魅力のひとつ。
特に「ゲルライト」シリーズのデザインエッセンスを取り入れた外観は、従来のGLIDE NOVAシリーズに新鮮な印象を与えています。
この記事では、「グライドノヴァ4」の特徴や機能性、実際の使用感を細かく解説しながら、購入を検討している方がイメージしやすい情報を提供していきます。

ASICS 「グライドノヴァ4」の概要

ASICS 「グライドノヴァ4」について
- モデル名:ASICS GLIDE NOVA FF 4(第4世代)
- 立ち位置:軽快さと安定性のバランスを重視した“部活〜社会人まで幅広く使える”オールラウンド系。
- プラットフォーム:ミッドソール/アウトソールは概ね「GELHOOP V17」系と共通の設計。初期から“しっかり食う”面接地が広いソール形状。
- 進化ポイント(要約)
- フィット&サポート:アッパーのパーツ増強+TPU補強で横ブレ抑制が向上。
- 履き口構造:セパレート系ブーティ(分割タン的な構造)で足入れ性と包み込みを両立。
- インソール:反発感の高いタイプで体感クッションがわずかに向上。
- 想定プレーヤー:機動力系ガード〜ウイング中心。部活での一足運用にも対応。
デザイン
- 外観のキーポイント
- ASICSのライフスタイル系「GEL-LYTE」シリーズ由来の意匠を感じるセパレート風の履き口。
- サイド〜ヒールにかけて広いTPUケージ。屈曲部を避けるように配置され、動きに追従しつつ保持力を確保。
- 6つのアイレットがすべてホール仕様(ループなし)で、甲の締め込みを細かく調整しやすい。
- アウトソール
- 初期状態から“面で路面を捉える”接地パターン。クリーンな体育館では高いグリップを発揮。
- 一方で埃を拾いやすいため、ダスティな環境ではグリップ低下が起こりやすい(こまめなワイプ推奨)。
重量
項目 | 数値(参考) |
---|---|
片足重量(28.5cm) | 約400g |
- ローカットながらヒール周りのボリュームと補強を持ちつつ、このクラスとしては実用的に軽い部類。サイズにより前後します。
その他
- クッション性の体感:プラットフォームは「GELHOOP V17」系に近いが、高反発寄りインソールの影響で足裏の戻り感がわずかに向上した印象。かかと側の安心感も強め。
- ヒール回り:内蔵カウンター+外付けパーツで深めのホールド。ローカットでも踵の座りが良い。
- サイズ感の傾向:ややゆとり寄り。まずは“いつものASICSサイズ”から試し、必要に応じて厚手ソックスや紐の締め分けで微調整するのが安全。
- コート適性:クリーンコート=◎/ダスティ=○〜△(こまめなソール清掃で改善)。
- 価格感:前作から実質据え置きレンジ(約1.5万円)で、機能強化とのバランスが良いコスパ設計。
ASICS 「グライドノヴァ4」の性能

クッション性
- プラットフォーム:ミッドソール構成は「GELHOOP V17」系と近く、低すぎない接地高でコートフィールと衝撃吸収のバランス型。
- 体感の変化:標準インソールがやや高反発寄りで、蹴り出しの“戻り”がわずかに強化。特にかかと着地~前足部への荷重移動がスムーズ。
- ヒール側の安心感:シリーズ内比較で踵の沈み込みがわずかに増し、着地衝撃の角を丸める感覚。連続ジャンプやリバウンド着地で差を感じやすい。
- 向いているプレー傾向:ドライブ多めのガード/ウイング、サイドステップと縦の加減速を繰り返すプレー。
クッション性・簡易評価(主観)
項目 | 評価 |
---|---|
かかとの衝撃吸収 | 高め |
前足部の反発 | 中〜やや高 |
コートフィール | 中(過不足ないバランス) |
グリップ性
- 初期から“面で噛む”設計:接地面の“面”が広く、クリーンコートでは止まり→出だしともに素直。
- ダスティ対策が鍵:埃を拾いやすい性質があり、汚れた床では性能が落ちやすい。タイムアウトやプレー間でソールを拭くだけで体感が戻りやすい。
- ブレイクイン:履き始めからグリップは立ち上がりが速いタイプ。ゴム面の慣らしは短め。
環境別の目安
コート状況 | 体感グリップ | ひと工夫 |
---|---|---|
クリーン | とても良い | とくになし |
ややダスティ | 良い〜普通 | こまめなワイプ |
かなりダスティ | 普通〜やや低下 | タオル・トラクションマット併用 |
フィット性
- 履き口構造:セパレート系ブーティで足入れが容易に。従来の“入れにくいのに中は緩い”というギャップが解消方向。
- 甲回りの適応:履き口周縁のクッションが当たりを和らげながら包むため、甲低め/高めどちらにも合わせやすい。
- アイレット:6つすべてがホール(ループなし)で微調整がしやすい。甲~足首まで締め分けてロックダウンを作りやすい。
- 足型の包容力:前作よりわずかに幅方向にゆとり。まずは“いつものASICSサイズ”で試し、必要なら厚手ソックスやシューレースの掛け方で調整を。
サポート性
- TPUケージのカバレッジ拡大:サイドから中足部にかけて補強パーツが広く配置され、屈曲点を避けながら横ブレを抑制。
- ヒールホールド:内蔵カウンター+外付けパーツで踵周りを深くホールド。ローカットでも踵の座りが安定し、ステップバックやストップ時の“踵の浮き”を抑える。
- 足首周り:履き口の設計がやや深めで、左右方向の捻れに対する安心感が高い。個人差で当たりを感じる場合はソックスの厚みで調整しやすい。
その他
- 重量バランス:28.5cmで約400g前後の実測クラス。補強増にもかかわらず軽快さは損なわず、スプリント反復で疲れにくい。
- インソール:取り外し可。高反発寄りのフォームで、へたりづらさにも配慮(カスタムインソール派も入れ替えやすい)。
- 耐久・保形:パーツ点数が増えアッパーの型崩れに強いつくり。部活での高頻度使用にも向く。
- コスパ:価格は前作レンジを維持しつつ機能アップ。“据え置き強化”の代表格という位置づけ。
まとめると、「グライドノヴァ4」の機能面は「グリップ=高いが埃に敏感」「フィット&サポート=明確に改善」「クッション=バランス良好で体感やや向上」という三本柱。
クリーンな体育館では完成度が一段と際立ち、部活~社会人のメインシューズとして堅実に活躍する設計です。
ASICS 「グライドノヴァ4」のサイズ感

サイズ感
私は普段NIKEで29cm、ASICSで28.5cmを基本的に選択しますが、今回の「グライドノヴァ4」も28.5cmでフィットしました。
- 全体傾向:前作より幅方向にわずかにゆとりがあり、甲周りの当たりもソフト。足入れはしやすく、ロックダウンは紐の締め分けで作るタイプです。
- サイズ選びの基本:まずは“いつものASICSのサイズ”から。いきなりのサイズダウンは失敗リスクが高いので、ソックス厚み・結び方の使い分けで微調整するのが安全です。
- つま先余りの目安:理想は5〜8mm(親指の爪1/2〜1枚程度)。コートでの前方スライドを想定し、静止時に指先が軽く触れる〜わずかに余る程度が◎。
- ボリューム感:履き口はセパレート系ブーティで当たりが柔らかく、甲低め〜普通の人は違和感が出にくい。甲高の人も開口部が開きやすく足入れは良好。
- レース周り:6つのアイレットが全てホールなので微調整幅が広い。
足型別・おすすめ初手
足型・条件 | 推奨アプローチ |
---|---|
標準幅・甲普通 | 通常のASICSサイズ+通常厚のソックス。前足部はやや緩め→中足〜足首を段階的に締める。 |
細め(ナロー)/甲低め | 通常のASICSサイズ+やや厚手ソックス or インソールでボリューム調整。甲側アイレットを1段深く締める。 |
幅広(2E〜)/甲高め | 通常のASICSサイズから。必要ならソックスを薄手にして甲〜中足の締めを弱め、足首側でロック。 |
カスタムインソール使用 | 通常のASICSサイズでまず試す。体積が増す場合は薄手ソックス+紐の締め分けで調整。 |
履き始めから違和感は少なめ。1〜3回の練習でアッパーが足に馴染み、締め込みの“落とし所”が見つかりやすいです。
ユーザーレビューに基づくサイズレビュー(傾向)
- 「やや大きめに感じる」声:前足部にわずかな余裕を感じるケースが散見。多くは通常サイズのまま、厚手ソックスや結び方で解決。
- 「幅の余裕がありがたい」声:前作で小指側の当たりが気になった人ほど、横ブレ抑制と当たりのマイルド化を評価する傾向。
- 「甲周りの当たりが柔らかい」声:履き口周縁のクッションで食い込みが軽減。甲低めの人でも違和感が出にくいという報告が多い。
- 「踵のホールドが良くなった」声:ヒールカウンターと外付け補強で踵抜けが減少。ランナーズループ併用で一層安定。
- サイズダウンの可否:サイズダウン成功例も一部あるが、失敗例(指先圧迫・甲圧)も増えるため、基本は通常サイズ推奨。どうしても迷う場合は店舗での試着か、返品可の通販で通常サイズ基準に検討が無難。
サイズ選びの実践チェックリスト
- その場ジャンプ・サイドステップで踵浮きがないか
- 前後ダッシュでつま先圧迫がないか
- 屈曲時に甲の当たりや小指側の圧が強くないか
- 紐を解かずに脱げない程度に足首側はしっかり、前足部は血流を妨げない範囲で
「グライドノヴァ4」は「通常のASICSサイズを基準に、ソックスと結び方で詰める」のが王道。
前作より包容力が増し、幅広〜標準の多くのプレイヤーがサイズダウン不要でジャストに持っていける設計です。
ASICS 「グライドノヴァ4」を実際に使用した私の体験談・レビュー

フィット感の変化を感じた場面
初回装着〜アップ時の印象
- セパレート系ブーティ構造のおかげで、履き口が大きく開き足入れはスムーズ。前作の「履くのに力が必要→中で緩い」というギャップが解消されている。
- 履き口周囲に厚めのクッションが入っており、足首周りの食い込みや甲の圧迫感が軽減。特に屈伸・サイドランジでの初動から違和感が少ない。
シューレースの締め分けで得られた一体感
- アイレットはすべてホール仕様で、甲部分と足首部分を段階的に締め分け可能。
- 甲側を適度に、足首側をしっかり締めると踵の浮きがほぼゼロに。ランナーズループを使うと、切り返し時の“足の中での遊び”がほぼ消える。
- 試合中に緩んだ場合でも、2〜3秒で再調整できるシンプルな構造。
ブレイクイン後の変化
- 使用1〜3回でアッパーが馴染み、幅のゆとりが適度に残りつつも横ブレが抑えられる感覚に。
- 厚手ソックスを併用することで包み込み感が強まり、激しいカッティングでも安定性を維持できた。
個人的評価
- 前作よりも“履き心地の柔らかさ”と“ホールド感のバランス”が改善。
- 唯一の注意点は、紐を緩めすぎると一気にホールド感が落ちること。プレー前に締め直す習慣が重要。
グリップ性能を体感したプレーシーン
クリーンコート(学校体育館/モップ済み)
- アウトソールの広い接地面がしっかり路面を捉え、クローズアウト後のストップやステップバックの着地が安定。
- 1歩目の蹴り出しや方向転換が滑らかで、意識せずとも動き出しが速く感じられた。
ややダスティな環境(市営コート/混雑時)
- ドライブ中に「少し噛みが浅くなる瞬間」が発生。
- タイムアウトやプレー間にソールを手でワイプすると、再びグリップが戻る。埃に敏感な特性は前モデル同様だが、こまめな手入れで対処可能。
横方向の連続動作(ディフェンススライド・ヘッジ)
- TPU補強とアウトソールの面接地が合わさり、逆方向への切り返しでタイムラグが少ない。
- 足裏全体で踏ん張れる感覚があり、横ブレの抑制力が高い。
環境別の体感評価
環境 | グリップ感 | コメント |
---|---|---|
クリーン | ◎ | 安定感抜群、迷いなく踏み込める |
ややダスティ | ○〜△ | ワイプで改善可、手入れ必須 |
ダスティ | △ | 埃が蓄積しやすく性能低下が顕著 |
長時間使用後の疲労感と快適性
クッション性
- ミッドソールはGELHOOP V17と同系統ながら、高反発寄りのインソールで蹴り出しが軽快。
- かかとの沈み込みがわずかに増しており、連続ジャンプや終盤のランでも膝や腰への衝撃が和らいだ。
- 長時間のプレー後も足裏の疲労感が少なく、特にリバウンド後の着地安定感は向上している。
重量バランス
- 実測で約400g(28.5cm基準)だが、補強が多いわりに“軽く感じる”。
- スプリントやリトリートの繰り返しでも足の上がりが重くならず、終盤のスピード維持が容易。
ヒール&足首周り
- 内蔵カウンターと外付け補強が踵をしっかり包み込み、ジャンプ着地時や急停止での踵浮きを防止。
- 足首のクリアランス(余裕)が確保されており、可動域を保ちながらも安定感を損なわない。
最終的な印象
- 部活〜社会人まで、メインシューズとして十分な安定性と快適性を持つ。
- 特に「足入れのしやすさ」「ホールド感」「クッションの安定性」が好バランス。
- 唯一の課題は“埃に敏感なソール”だが、環境と手入れ次第で長所を最大限発揮できるモデル。
ASICS 「グライドノヴァ4」に関するQ&A

ASICS 「グライドノヴァ4」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「グライドノヴァ4」は前作からどこが一番変わりましたか?
最大の変化はフィット感とサポート性の改善です。履き口構造がセパレート系ブーティになり、足入れがしやすくなったうえで包み込み感が向上。さらにTPU補強パーツの範囲が広がり、横ブレ抑制力も強化されています。
グリップ性能はどの環境でも安定していますか?
クリーンな体育館では非常に高いグリップを発揮しますが、埃が多いコートでは性能が低下しやすい傾向があります。定期的にアウトソールを拭く習慣をつけることで安定性を保ちやすくなります。
部活での長時間使用に耐えられますか?
はい。補強パーツが多くアッパーの型崩れに強い設計です。さらにクッション性も安定しており、長時間プレー後の足裏や膝への負担を軽減してくれます。
他のASICSバッシュ(例:ゲルフープ)と比べた特徴は?
ゲルフープよりもフィット感とサポート性を重視した設計です。重量は同程度ですが、「グライドノヴァ4」のほうが横方向の安定感と包み込み感が強く、カッティングやサイドステップの多いプレーヤーに向いています。
クッションは柔らかいですか?硬いですか?
ミッドソールはやや硬め寄りの高反発タイプですが、かかと部分の沈み込みが増えており、着地の衝撃はしっかり吸収してくれます。反発と安定のバランス型です。
初心者でも扱いやすいですか?
はい。足入れが容易でフィット感の調整幅も広く、基本性能が高いので初心者でも扱いやすいモデルです。ただしグリップは環境に左右されるため、コートが埃っぽい場合はこまめなソール清掃を推奨します。
「グライドノヴァ4」は屋外コートでも使えますか?
使用自体は可能ですが、アウトソールが屋内向けのラバーコンパウンドのため、屋外では摩耗が早くなります。屋外専用シューズと併用するほうが耐久面で安心です。
長時間の練習や試合で足の蒸れは気になりますか?
アッパーはメッシュ素材を組み合わせた設計で通気性は比較的高めです。ただし、補強パーツが多い部分は熱がこもりやすいため、通気性重視なら吸湿性の高いソックスの併用がおすすめです。
ローカットですが足首のサポートは十分ですか?
履き口がやや深く、TPU補強とヒールカウンターの組み合わせで横方向の安定感は高いです。激しいジャンプや切り返しでも足首がぐらつきにくく、ローカットの中ではサポート性は高い部類に入ります。
幅広足でも快適に履けますか?
前作より幅にゆとりがあり、2E〜程度の幅広足でも対応しやすいです。甲高の場合も履き口の開口が広いため足入れは容易ですが、試着やソックスの厚み調整で微調整することを推奨します。
インソール交換は可能ですか?
取り外し可能なため、カスタムインソールへの交換が可能です。衝撃吸収型やアーチサポート型と組み合わせることで、自分好みの履き心地にカスタマイズできます。
コスパは高いですか?
価格は前作から据え置きながら、フィット性・サポート性・クッション性の全てが改善されており、同価格帯の他モデルと比較してもコストパフォーマンスは非常に高いです。
前作(グライドノヴァ3)から買い替える価値はありますか?
はい。特にフィット感や足首周りのホールド感に不満があった人は大きな改善を感じられます。グリップの傾向は類似しますが、全体的な完成度は4のほうが上です。
ASICS 「グライドノヴァ4」レビューのまとめ

「グライドノヴァ4」は、フィット感とサポート性の“弱点つぶし”が進んだ第4世代。
セパレート系ブーティ+広域TPU補強でロックダウンが取りやすく、ヒールの安定も明確に向上。
クッションは高反発寄りの気持ち良い戻りと、かかと側の安心感が両立。
グリップは強力だが埃には敏感——ここを運用でケアできるなら、部活〜社会人まで主力運用が十分可能な堅実モデルです。
評価サマリー(5段階)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
フィット | 4.5 | 履き口の作りと6ホールで微調整が効く |
サポート | 4.5 | TPUケージ拡大+ヒール強化で横ブレ抑制 |
クッション | 4.0 | 高反発インソールの影響で体感アップ |
グリップ | 4.0 | クリーン◎/ダスティ△(ワイプ推奨) |
取り回し | 4.0 | 400g級(28.5cm)でも軽快、終盤の足上がり良好 |
コスパ | 4.5 | 据え置き価格帯で明確なアップデート |
買うべき人
- 切り返し・カッティング多めのガード〜ウイング
- ローカットでも踵・足首の安定を求める人
- 前作で甲当たりや幅のタイトさに悩んだ人
- 1足で練習も試合も回したい部活勢
気をつけたい点(惜しい点)
- 埃っぽい床ではグリップ低下が出やすい
- 紐を緩めるとホールドが一気に落ちる(締め直し前提)
- 局所的に補強が多く、夏場は熱がこもりやすい部位あり
サイズ選びの結論
- 基本は*普段のASICSサイズでOK
- 甲低・細足:厚手ソックス+ランナーズループでロック
- 幅広・甲高:ソックス薄手+前足部はやや緩め/足首で固定
- 慣らしは1〜3回で落ち着くことが多い
運用Tips(性能を引き出すコツ)
- ダスティ対策:プレー間のワイプ習慣でグリップを維持
- レース設定:6ホールを段階的に。足首側はランナーズループ
- 快適性:吸湿性の高いソックス or インソールで蒸れ&当たりを軽減
- 屋外は摩耗が早いので屋外専用の併用が無難
ASICS 「グライドノヴァ4」レビューの総括
ASICS 「グライドノヴァ4」は、シリーズの弱点だったフィット感とサポート性を大きく改善し、履きやすさと包み込みのバランスを高めた一足です。
クッションは反発と安定を両立し、長時間のプレーでも足への負担を軽減。
グリップはクリーンなコートでこそ真価を発揮し、ダスティな環境ではこまめなケアが必要ですが、それを差し引いても総合性能は非常に高く、練習から試合まで幅広く対応できます。
価格は据え置きながら確実なアップデートを遂げており、信頼できるメインシューズを探すプレーヤーにとって頼もしい選択肢となるでしょう。
埃に敏感な特性を理解し、適切な運用をすれば、最後のブザーまで安定したパフォーマンスを支えてくれるはずです。
