adidasが誇るシグネチャーモデル「DAME(デイム)」シリーズは、NBAのスーパースター、デイミアン・リラード選手の名を冠したバッシュラインです。
最新作である「DAME X(デイム10)」は、その10作目という節目にふさわしい仕上がりとなっており、バスケットボールプレーヤーの間でも注目を集めています。
この記事では、実際にadidas 「デイム10」を履いてプレーした体験をもとに、その性能や履き心地、デザイン、サイズ感などを詳しくレビューしていきます。
また、ユーザーからの評価や、過去モデルと比較した際の違い、さらに気になるコストパフォーマンスの面にも触れながら、バッシュ選びに悩む方に向けて有益な情報を提供します。
初心者から上級者まで、幅広いプレーヤーにとって「デイム10」は本当に使える一足なのか?
見た目の印象と、実際のパフォーマンスにギャップはあるのか?
本記事を読めば、その答えがきっと見えてくるはずです。
それでは、adidas 「デイム10」の全貌を詳しく見ていきましょう。

- adidas 「デイム10」の概要
- adidas 「デイム10」の性能
- adidas 「デイム10」のサイズ感
- adidas 「デイム10」を実際に使用した私の体験談・レビュー
- adidas 「デイム10」に関するQ&A
- 「デイム10」は屋外のコートでも使えますか?
- 足幅が広めでも快適に履けますか?
- ショック吸収力は高いですか?膝への負担はどうですか?
- 「デイム10」はどんなプレースタイルに向いていますか?
- 「デイム10」は初心者でも扱いやすいバッシュですか?
- アーチ(土踏まず)が高い人や扁平足の人には向いていますか?
- 女性プレイヤーにもおすすめできますか?
- シューレースの締めやすさやフィット調整はしやすいですか?
- 通気性はどうですか?夏場や長時間の使用でも蒸れませんか?
- 「デイム10」はジャンプが多いプレーヤーに向いていますか?
- このバッシュは足首に不安がある人にも適していますか?
- コスパ重視の視点で見たとき、「デイム10」は買いですか?
- DAMEシリーズの中で「デイム10」はどんな立ち位置ですか?
- adidas 「デイム10」レビューのまとめ
adidas 「デイム10」の概要

adidas 「デイム10」について
「adidas DAME X(デイム10)」は、NBAプレイヤーのデイミアン・リラードのシグネチャーモデル第10弾。
これまでのシリーズで培われてきた経験と技術を活かしつつ、コート上での俊敏な動きや爆発的な加速に対応する設計がなされています。
このモデルは、特に以下のような特徴を持ちます:
- ライトストライクミッドソールを採用:軽量性と反発性を両立したミッドソール素材。
- アウトソールパターンの改良:グリップ性向上と耐久性アップを狙った新デザイン。
- 足首周りのクッション性強化:快適性と安定性を意識したパッド構造。
バッシュとしての完成度が高く、競技者向けながらも価格は比較的抑えられており、「高コスパモデル」としての評価も高くなっています。
デザイン
「デイム10」のデザインは、視覚的なインパクトと機能性を両立しています。
- カラー展開:画像と実物で印象が異なることもあり、黒ベースに見えても実際にはグレーやシルバー寄りの印象を受けるモデルも。
- ロゴの配置:サイドに配置された青のロゴがワンポイントアクセントとなり、スポーティさとスタイリッシュさを演出。
- ディテール:シューズ全体に施されたラインやステッチが、洗練された印象を与えています。
全体として、「モダンで力強い」という表現がよく似合うデザインです。
バッシュとしての機能性に加え、ファッション性も考慮された一足と言えるでしょう。
重量
「デイム10」は29cmで約440g(片足)と、バッシュの中では標準的な重さに位置します。
ただし、「デイム10」は重心バランスが良く、実際に履いた際の体感重量は軽めと感じられる傾向があります。
これは、重さの分布がシューズ全体にうまく分散されているためです。
その他
その他、「デイム10」には以下のような特徴も見られます:
- 価格帯:定価14,300円(税込)と手が届きやすい価格設定。セール時には1万円前後になることも予測でき、非常にコストパフォーマンスが高い。
- 市場評価:バスケットボールプレイヤーのコミュニティ内でも「履きやすくて実力派」として評価されつつある。
- パーツ構成:シューズ外側をぐるりと囲むサポートパーツがあり、横方向の安定性に貢献。ただし、ミッドソールとの一体感にはやや欠けるとの声も。
このように、「デイム10」は価格・デザイン・機能のバランスが非常に良い一足として、初心者から上級者まで広くおすすめできるモデルです。
adidas 「デイム10」の性能

adidas 「デイム10」は、見た目のクールさだけでなく、プレーヤーのパフォーマンスを支える基本性能にも注力したバッシュです。
ここでは「クッション性」「グリップ性」「フィット性」「サポート性」などの観点から、その実力を詳しく掘り下げます。
クッション性
「デイム10」には、adidas独自の「ライトストライク(Lightstrike)」フォームがミッドソールに採用されています。
これは、軽量ながら反発力に優れる素材で、俊敏な動きとジャンプ時の衝撃吸収を両立。
- ヒール側(かかと)には特に厚みがあり、着地時の衝撃をしっかり吸収。
- 前足部(フォアフット)はやや薄めの設計。クイックな動作に反応しやすくなっている反面、重量級プレーヤーには少し物足りなく感じる可能性も。
- クッションの耐久性も高めで、潰れにくい印象。
▶ 軽量性と反発性のバランスが良く、ガードやウイングポジションの選手に向いたチューニング。
グリップ性
アウトソールのトラクションパターンは、前作「デイム9」から改善が見られ、ほどよい粘着感のある高グリップ仕様になっています。
- 素材はやや固めで、屋内コートでの耐久性にも優れる。
- ゴミがつきにくい構造で、頻繁な拭き取りが不要。
- 溝はやや浅めですが、パターンの密度が高いため接地面積が広く、安定したグリップ感を実現。
▶ ハードな横移動やストップ&ゴーの場面でも滑りづらく、安定したプレーを支えてくれる。
フィット性
「デイム10」のアッパー構造は、柔軟性と安定性を両立した設計ですが、フィット感にはややクセがあります。
- 6つのシューレースホールがあり、足にしっかりとフィットするような工夫はある。
- ただし、前半の4つがパーツの上に集中しており、細かいフィッティングの調整が難しいのが難点。
- アッパー素材が柔らかく、足幅が広くなくても小指が痛くなりにくい配慮も。
▶ 細かなフィット調整にはやや不向きだが、履き心地自体は優しく、痛みの出にくい作り。
サポート性
サポート性についてはやや評価が分かれる部分です。
- アッパーの外周にぐるりと一周するパーツにより、横方向のブレには強い設計。
- しかし、ミッドソールとの一体感やアーチサポートが弱く、縦方向のホールド感はやや物足りない。
- 足首周りはクッション性は高いが、剛性に欠けるため強度なサポートは期待できない。
▶ 横の安定性はあるが、足首や土踏まずの固定力を求めるプレイヤーにはやや物足りない印象。
その他(操作性・見た目のギャップ)
- 履いた際、上から見たシルエットがややボテっとした印象になることがある。
- サポーターの着用などで履き口がやや広がる傾向があり、見た目重視の人にとっては好みが分かれる。
- シュータンの厚みや長さが控えめで、足首の固定感には少し不安も。
adidas 「デイム10」のサイズ感

adidas 「デイム10」のサイズ感は、一般的なバッシュと比較して「ジャスト~ややタイトめ」なフィット感です。
設計や素材、フィットの特性から、足の形によって好みが大きく分かれるモデルと言えるでしょう。
サイズ感
私は普段NIKEで29cm、ASICSで28.5cmを選択することが多いですが、「デイム10」は29cmでフィットしました。
「デイム9」は、adidasの他のシグネチャーモデルと比較すると、ややタイトな作りになっています。
そのため、甲が高い人や幅広の足を持つプレイヤーには、普段より0.5cmほど大きめのサイズを選ぶことが推奨されます。
「デイム10」を実際に履いた感覚としては、以下のような特徴があります。
- 長さ(縦):標準的。普段履いているサイズを選んで問題ないケースが多い。
- 幅(横):ややタイト。特に前足部の調整が効きにくいため、足幅が広い人は窮屈に感じやすい。
- 甲の高さ:標準〜やや低め。甲高の方はやや圧迫感を覚えることも。
素材に柔らかさがあるため、履き慣れてくるとある程度なじむが、初回のフィット感は少し硬めに感じるかもしれません。
ユーザーレビューに基づくサイズレビュー
実際に「デイム10」を購入・使用したプレイヤーの声を集めると、以下のような傾向が見られます。
- 「29cmでピッタリだった。ややタイトめだけど柔らかい素材なので痛みはなかった」
- 「小指の外側が痛くならなかったのは久々。素材が当たりにくい位置で助かった」
- 「幅が広い足型だけど、前足部が調整しにくくてやや圧迫感あり」
- 「履き口はゆるめだが、シュータンが短くて足首周りはやや不安定に感じた」
- 「試着してみるのが一番確実。履いてみないとフィット感の善し悪しが分かりにくい」
【サイズ感まとめ】
評価ポイント | 特徴 |
---|---|
縦の長さ | 標準。普段のサイズでOK |
横幅 | ややタイト。幅広の方は注意 |
フィット調整 | 前足部の調整がしにくい構造 |
足首まわり | クッション性はあるが、ホールド力はやや弱め |
総評 | 足幅が標準以下なら良フィット。広い人は要試着 |
「デイム10」は足の形状にやや敏感なモデルです。
特に前足部の調整が制限されている構造のため、「フィット感にこだわる人」や「過去に足の痛みで困った経験がある人」は、購入前に必ず試着することをおすすめします。
adidas 「デイム10」を実際に使用した私の体験談・レビュー

履いた瞬間のフィット感と足入れの印象
「デイム10」を初めて履いたときにまず感じたのは、内側の素材が柔らかく、足が包み込まれるような履き心地でした。
特にシューズの甲から足首周りにかけて、パディングがしっかりしており、フィット感に安心感があります。
ただし、前足部のフィット調整がしにくい構造のため、足幅が広い方は最初に若干の窮屈さを感じる可能性があります。
この点は、素材の馴染みや靴下の厚さでも印象が変わってきます。
実際のプレー中に感じた特徴と気づき
実戦形式の練習や1on1で使用してみると、以下のような性能面での特徴が浮き彫りになりました:
- グリップ性:床への「吸いつき感」が強く、急停止や切り返しでしっかり止まれる。ホコリの多いコートでも安定して機能。
- クッション性:ヒール側は厚めで、着地時の衝撃をしっかり吸収。前足部はやや薄めで地面の感覚を掴みやすい。
- 接地感:前後のバランスが良く、自然な重心移動が可能。
特に、ジャンプ後の着地やステップバックの動作では、ミッドソールの反発とグリップがスムーズにつながっている印象がありました。
派手さよりも、プレー中に“違和感なく動ける”という感覚が強く残りました。
使用を通じて見えてきた長所と改善点
しばらく使用を続けていく中で、「デイム10」の長所と、もう少し改善してほしいと感じたポイントがはっきりしてきました。
【長所】
- グリップ性能が非常に安定しており、どのタイミングでも足が滑りにくい。
- アッパー素材が柔らかく、痛みが出にくい設計。特に小指周辺の圧迫が少ない。
- 重量バランスが良好で、数値以上に「軽く感じる」設計になっている。
【改善点】
- 足首周りのサポート感が弱い。クッションはあるが、剛性に欠けるため、ねんざ癖のある人には不安が残る。
- 前足部のレース構造が単調で、幅に合わせたフィット調整がしづらい。
- 履き口の形状がやや広がりやすく、外観のバランスが崩れやすい(見た目の問題だが気になる人もいる)。
試合でのパフォーマンスへの影響
実際のゲームでも使用してみたところ、「デイム10」の性能がプレーに良い意味で作用していることを体感できました。
- ディフェンス時のラテラル(横移動)に強い:横ブレが少なく、身体の軸がぶれにくい。
- ドライブやスピンムーブでも減速しづらい:ソールの反発が自然で、動作に勢いを乗せやすい。
- シュート後の着地が安定:ヒール側のクッションが、繰り返しのジャンプ動作でも疲れを軽減。
特に印象に残ったのは、「動きを妨げない設計」という点。
プレーヤーの感覚に寄り添い、クセのない反応を返してくれるため、自分のプレースタイルを邪魔しないのが大きな強みと感じました。
コートやプレースタイルとの相性について
「デイム10」は、屋内コートでの使用に最適化されたシューズです。
アウトソールのラバーはやや固めで耐久性もありそうですが、溝が浅いため屋外の荒い路面では削れが早まる可能性があります。
【コートとの相性】
コートタイプ | 相性 | 備考 |
---|---|---|
室内ウッド | ◎ | グリップが強く、動作が滑らか |
室内ラバー | ○ | 粘着性は維持されるが少し重たさあり |
屋外アスファルト | △ | 溝が浅く、耐久面で不安あり |
【プレースタイルとの相性】
スタイル | 相性 | コメント |
---|---|---|
クイックガード系 | ◎ | 軽さ・反応・グリップが揃い、俊敏な動きに対応 |
オールラウンダー系 | ○ | バランスが良く、幅広い動きに適応 |
インサイド・重量級系 | △ | 前足部のクッションが薄めでやや物足りなさあり |
【体験談のまとめ】
「デイム10」は、派手な機能よりも「違和感のなさ」や「扱いやすさ」を重視したシューズです。
価格以上のパフォーマンスを感じられる完成度で、特に室内コートで機敏な動きを重視するプレーヤーには非常におすすめです。
adidas 「デイム10」に関するQ&A

adidas 「デイム10」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「デイム10」は屋外のコートでも使えますか?
使用は可能ですが、長期的にはおすすめしません。アウトソールは比較的固めで耐久性はありますが、溝が浅めのためアスファルトなどでは削れやすく、グリップも低下しやすくなります。屋内使用がベストです。
足幅が広めでも快適に履けますか?
足幅が広めの方にはやや窮屈に感じる可能性があります。前足部のフィット調整がしづらい構造になっており、標準~細身の足型に向いています。心配な場合は、ハーフサイズアップを検討するか、試着がおすすめです。
ショック吸収力は高いですか?膝への負担はどうですか?
かかとのクッションはしっかりしており、ジャンプの着地時には十分な衝撃吸収を感じられます。ただし、前足部のクッションは薄めで、体重が重いプレーヤーやジャンプの多いポジションの選手はやや物足りなさを感じるかもしれません。
「デイム10」はどんなプレースタイルに向いていますか?
スピード重視のガードや、ステップワークを多用するウイングプレーヤーに最適です。軽量で反応が早く、グリップも強いため、カットインやスイッチの多いプレースタイルに特に相性が良いです。
「デイム10」は初心者でも扱いやすいバッシュですか?
はい、非常に扱いやすいモデルです。クッション性・グリップ性・フィット感など、基本性能が高く、クセの少ない設計なので、バッシュ初心者でも安心して使える一足です。価格面でも手を出しやすいのも魅力です。
アーチ(土踏まず)が高い人や扁平足の人には向いていますか?
「デイム10」の中足部はやや低めでフラット気味の構造です。アーチが高い方にはややフィット感が合いにくい可能性がありますが、扁平足の方には比較的合いやすいでしょう。必要に応じてインソールで調整すると快適です。
女性プレイヤーにもおすすめできますか?
性別問わず使用できますが、サイズ展開によっては女性用サイズが少ない場合があります。フィット感はややタイト目なので、足幅が細めの女性プレイヤーには合いやすいです。カラー展開や軽さも含めて、十分おすすめできます。
シューレースの締めやすさやフィット調整はしやすいですか?
ここは少し注意が必要です。シューレースの前半部が密集して配置されているため、細かい調整がしづらく、足の形にしっかりフィットさせるには工夫が要ります。特に足幅が広い方は違和感が出やすいため、試し履き推奨です。
通気性はどうですか?夏場や長時間の使用でも蒸れませんか?
通気性はそこまで高くはありません。アッパー素材は柔らかい反面、通気のためのメッシュパネルなどが少ないため、夏場や連続使用ではやや蒸れやすいと感じる場面もあります。通気性を重視する方は、インナーソックスの調整などで対応すると良いでしょう。
「デイム10」はジャンプが多いプレーヤーに向いていますか?
かかとのクッション性は高いため、着地の衝撃吸収には優れています。ただし、前足部のクッションは薄めなので、つま先で踏み切るジャンプを多用するプレーヤー(例:フォワードやセンター)は、やや物足りなさを感じるかもしれません。
このバッシュは足首に不安がある人にも適していますか?
足首周りのクッションはあるものの、構造自体に高いホールド性やサポート強度はありません。足首に持病や不安がある方には、より剛性の高いサポートモデルや、別途アンクルサポーターの併用を推奨します。
コスパ重視の視点で見たとき、「デイム10」は買いですか?
間違いなく「買い」です。定価で14,300円(税込)ながら、性能・素材・デザインのバランスが取れており、セールで1万円以下になることもあるため、コストに対する性能満足度は非常に高いモデルです。複数足のローテーション用にも適しています。
DAMEシリーズの中で「デイム10」はどんな立ち位置ですか?
DAMEシリーズはモデルごとに特色がありますが、「デイム10」は「安定性」「操作性」「グリップ性」を重視した、シリーズ内でもバランス型の一足です。前作「デイム9」と比べてグリップと耐久性が強化されており、クセが少なく幅広いプレイヤー層にフィットします。
adidas 「デイム10」レビューのまとめ

■ 「デイム10」は「バランス型オールラウンダー」の完成形
adidas 「デイム10」は、極端な個性や尖った特徴を持つモデルではありません。
だからこそ、多くのプレーヤーにとって“ちょうどいい”と感じられるバッシュに仕上がっています。
特に注目すべきは、以下の3つの軸です:
- グリップ性能の高さと安定性
→ホコリの多い床でもしっかり止まり、急停止・方向転換がしやすい。 - クッションの軽さと反応の良さ
→素早いフットワークに対応しつつ、着地時の衝撃を和らげる。 - 履き心地と価格のバランス
→素材は柔らかく、価格は抑えめ。見た目も機能も妥協しない。
■ 長所と短所を再確認
項目 | 長所 | 短所または注意点 |
---|---|---|
グリップ | 粘着性がほどよく、止まりたいところでピタッと止まれる。 | ソールの溝が浅めなので、屋外での使用には不向き。 |
クッション | ヒール側は厚めで着地の衝撃を吸収。全体的に軽量で反応も良い。 | フォアフット側のクッションは薄めで、体重の重いプレーヤーには物足りないかも。 |
フィット感 | 柔らかいアッパーで足を包み込むような感触。 | 足幅が広い人や甲が高い人にはタイトに感じる可能性がある。 |
サポート性 | 横方向のブレには強く、カットやスライドに安心感あり。 | 足首の固定感は控えめ。強度なホールドが欲しい人にはやや不安が残る。 |
デザイン | 全体的にスタイリッシュで、ロゴやカラーのアクセントも魅力的。 | 履き口のシルエットは広がりやすく、足入れ後に見た目が膨張して見えることも。 |
コストパフォーマンス | 定価でも納得、セール時には抜群のコスパ。複数足持ちにも向いている。 | 人気サイズやカラーはすぐ売り切れる傾向があるため、タイミングが重要。 |
■ こんな人におすすめ
- 「どんな動きにも安定して対応できるバッシュが欲しい」
- 「クイックネス重視だけど、足に優しい履き心地も譲れない」
- 「価格を抑えながら、実戦で通用する機能は妥協したくない」
- 「ジャンプよりも横の動き、カットイン、ストップが多いプレースタイル」
- 「バッシュ初心者だけど失敗したくない」
■ 購入時のポイント
- サイズ選びには慎重を:足幅が標準以下の人は通常サイズでOK。幅広・甲高の人はハーフサイズアップ推奨。
- 屋外使用にはやや不向き:アウトソールの溝が浅いため、耐摩耗性には限界あり。できれば屋内メインで使いたい。
- フィット感に不安がある場合は試着を:特にレース構造上、細かい調整が効きにくいので、違和感があるなら必ず履いて確かめてから購入を。
■ 総合評価
視点 | 評価内容 |
---|---|
総合性能 | 高水準でまとまっており、オールラウンドに対応可能 |
初心者との相性 | 非常に良い。クセがなく、足なじみが早い |
上級者との相性 | スピード系やバランス型の選手には十分実戦投入可能 |
コスパ | 同価格帯の中でもトップクラス。セール時は非常にお得 |
使用シーンの広さ | 室内コート中心なら、練習〜試合まで幅広く対応 |
adidas 「デイム10」レビューの総括
adidas 「デイム10」は、シグネチャーモデル10作目という節目にふさわしく、デザイン性・機能性・コストパフォーマンスのすべてが高い水準でまとめられた優秀なバッシュです。
グリップの粘着性は非常に優れており、俊敏な動きや急なストップにも的確に応えてくれる一方で、軽量なつくりと適度なクッション性がプレー全体に滑らかなリズムをもたらします。
足幅が広い方や足首のホールド感を重視する方にはやや注意が必要ですが、履き心地自体は非常に柔らかく、足当たりの優しさや接地感の良さは、長時間のプレーでも快適さを保ってくれます。
さらに、実売価格の安さを考慮すれば、パフォーマンスの高さとコスパの良さを両立した非常にバランスの良い一足と言えるでしょう。
バッシュに求める要素が「機能」「履き心地」「価格」「スタイル」すべてであるという方にとって、「デイム10」は期待以上の働きをしてくれるはずです。
過度に主張せず、それでいてしっかりとプレーを支えてくれる――そんな“信頼できる相棒”のような存在として、ぜひ一度このモデルを試してみてはいかがでしょうか。
プレー中の足元に安心感を求めるすべてのプレイヤーへ、「デイム10」はきっとその期待に応えてくれる一足です。
