バスケットボールシューズの選択肢が豊富な中で、軽量性と機動力を重視したモデルを求めるプレイヤーに注目されているのが adidas 「ADIZERO Select 3.0」(アディゼロセレクト3.0)です。
本モデルは、”ADIZERO”シリーズとしての名を持ちながらも、過去のモデルとは一線を画すデザインや機能性が特徴となっています。
ADIZEROシリーズといえば、アディダスのランニングシューズの技術を取り入れたスピード重視のバッシュとして知られています。
特に、「アディゼロセレクト3.0」ではより軽量な素材の採用やフィット感の調整が行われ、スピードプレイヤーに最適な一足となっています。
しかし、その一方で「バッシュとしてのサポート性は十分なのか?」「グリップやクッション性はどの程度向上しているのか?」といった点が気になる方も多いでしょう。
この記事では、「アディゼロセレクト3.0」のデザイン・重量・機能・サイズ感を詳しく解説し、実際の使用感についてもレビューしていきます。
バスケットボールのプレイスタイルに適したシューズ選びをしたい方に向けて、このモデルの魅力と気になるポイントを徹底的に紹介します。

adidas 「アディゼロセレクト3.0」の概要

ここではadidas 「アディゼロセレクト3.0」の基本情報について詳しく解説します。
軽量性と機動力を重視した本モデルは、ランニングシューズの技術を活かしつつ、バスケットボールに適した設計が施されています。
それでは、各ポイントを見ていきましょう。
このバッシュについて
「アディゼロセレクト3.0」は、アディダスの「ADIZERO」ラインに属するバスケットボールシューズですが、過去のADIZEROシリーズとは異なり、シリーズとしての連続性を持たない単独のモデルです。
このバッシュの最大の特徴は驚異的な軽さとスムーズな動きやすさにあります。
特に、アディダスが得意とする「LIGHTSTRIKE(ライトストライク)」クッションを搭載し、軽量ながら適度な反発力を備えている点が注目されています。
また、アウトソールには深めのヘリンボーンパターンが採用されており、優れたグリップ力を発揮します。
前作の「アディゼロセレクト2.0」と比較すると、よりフィット感が向上し、軽さを維持しつつもサポート性のバランスが取られた設計になっています。
デザイン
「アディゼロセレクト3.0」のデザインは、ランニングシューズを彷彿とさせるスリムでスタイリッシュなフォルムになっています。
バスケットボールシューズにありがちなゴツさがなく、すっきりとした印象を持つのが特徴です。
- シルエット
- 低めのカットで、動きやすさを重視したシンプルなデザイン
- 前足部の傾斜が急な設計で、蹴り出しがスムーズ
- 余計な補強を減らしたミニマルなデザイン
- アッパー素材
- 薄手のメッシュ素材 を広範囲に使用
- 軽量で通気性が良いが、耐久性にはやや不安が残る
- TPU(熱可塑性ポリウレタン)補強を部分的に配置
- カラーリング
- アディダスの象徴的な3本ラインがサポート機能と一体化
- シンプルなカラーバリエーションが多く、ストリートでも履きやすい
全体として、機能性を意識しつつ、無駄を削ぎ落とした「スピード重視のデザイン」になっています。
重量
「アディゼロセレクト3.0」は、軽さに特化したバッシュの一つであり、約370g(28.5cm片足)と非常に軽量な仕上がりになっています。
この軽さは、以下の要因によって実現されています。
- LIGHTSTRIKEフォームの採用 → 従来のバウンスフォームより軽量
- メッシュアッパーの大幅な使用 → 通気性を向上させながら軽量化
- 不要な補強材を極力削減 → 最低限のサポートを維持しつつ軽量化
この軽量設計により、長時間プレイしても疲れにくく、俊敏な動きをサポートしてくれます。
しかし、軽さを重視しているため、クッション性やサポート性が他のモデルと比べてどうなのかは気になるところです。
その他
「アディゼロセレクト3.0」には、以下のような細かい特徴もあります。
- アウトソール
- 深めのヘリンボーンパターンを採用し、グリップ力を向上
- 柔らかめのラバーを使用しており、コートの影響を受けやすい(耐久性に不安あり)
- ヒールカウンター
- かかと部分のサポートは最小限
- 足首周りのクッションは薄めで、しっかりとホールドする感じではない
- シューレース構造
- ループ型のシューレースホールが配置されており、締め付け時のフィット感が向上
- ただし、足幅が広い人には少しタイトに感じる可能性あり
総評:「アディゼロセレクト3.0」の概要
「アディゼロセレクト3.0」は、「軽量&スピード重視」のバッシュであり、特にガードやシューティングガードのプレイヤーに適した一足と言えます。
✅ 良い点
- 圧倒的な軽さ(約370g)
- クッション性が大幅に改善(LIGHTSTRIKE採用)
- グリップ力のあるヘリンボーンアウトソール
- 価格が手頃でコストパフォーマンスが高い
❌ 気になる点
- 耐久性がやや低い(アウトソールが柔らかく摩耗しやすい)
- アッパーのサポート性がやや不安(薄いメッシュ素材が多い)
- 足首周りのホールド感が弱い
特に「軽量でスピーディーな動きがしたいが、サポート性はある程度犠牲にしてもOK」というプレイヤーにはピッタリのバッシュと言えます。
adidas 「アディゼロセレクト3.0」の機能

「アディゼロセレクト3.0」は、スピード重視の軽量バッシュでありながら、グリップ力やクッション性にもこだわりが見られる一足です。
ここではクッション性・グリップ性・フィット性・サポート性について、それぞれ詳しく解説していきます。
クッション性
「アディゼロセレクト3.0」のクッションには、アディダス独自の「LIGHTSTRIKE(ライトストライク)」が採用されています。
このクッションは軽量でありながら適度な弾力を持ち、反発力にも優れています。
- 前作(アディゼロセレクト2.0)との違い
- 以前は 「BOUNCE(バウンス)」 クッションを使用
- 今作は 「LIGHTSTRIKE」 に変更され、より軽量化
- 厚みが増し、反発性が向上
- クッションの特性
✅ 軽量で長時間履いても疲れにくい
✅ 反発力があり、踏み込みやダッシュ時の加速がスムーズ
✅ 厚みがしっかりあるため、着地時の衝撃吸収も期待できる
❌ ふわっとしたクッションではなく、やや硬めの印象
❌ ジャンプの着地時に柔らかさを求めるプレイヤーには不向き
このように、LIGHTSTRIKEは素早い動きをサポートするためのクッションであり、エネルギーロスを抑えてスピーディーなプレイをしたいプレイヤーに向いています。
グリップ性
バスケットボールシューズにとって、グリップ力は非常に重要な要素です。
「アディゼロセレクト3.0」は深めのヘリンボーンパターンを採用しており、しっかりとしたトラクションを発揮します。
- アウトソールの特徴
- ヘリンボーンパターンが全面に配置され、どの方向でもしっかりグリップ
- ラバー素材はやや柔らかめで、床への食いつきが良い
- ただし、埃やゴミがつきやすいため、屋外での使用は注意が必要
- グリップの強さについて
✅ コート上でしっかり止まれる優れたグリップ力
✅ ストップ&ゴーの動作がスムーズ
✅ コーナリングやカットイン時にも安定感あり
❌ ラバーが柔らかめなため、耐久性には不安あり
❌ 長時間使用するとソールが摩耗しやすい
特にインドア専用として使うなら問題なしですが、屋外コートでは耐久性がやや心配なポイントです。
フィット性
「アディゼロセレクト3.0」のアッパーは、軽量化を優先したメッシュ素材が多く使われており、フィット感の点でいくつかの特徴があります。
- アッパーの構造
- 薄手のメッシュ素材を使用し、足に馴染みやすい
- 伸縮性が少なく、しっかりとホールド感を感じられる
- シューレースホールがループ状になっており、締め付け調整がしやすい
- フィット感の特性
✅ 足の形に馴染みやすいメッシュアッパー
✅ 軽量ながら、最低限のサポート性を確保
✅ シューレースの締め方次第で調整が可能
❌ 内部クッションが少ないため、素足に近い履き心地
❌ 足幅が広い人には少しタイトに感じる可能性あり
フィット感としては、ガッチリとホールドするタイプではなく、 「軽さと柔軟性を重視した履き心地」になっています。
そのため、スピーディーな動きを求めるプレイヤーには最適ですが、ガッチリしたサポートを求めるプレイヤーには物足りないかもしれません。
サポート性
「アディゼロセレクト3.0」は 軽量モデルのため、サポート性はやや控えめです。
特に、足首やヒール部分のサポートは少なめになっています。
- サポート機能の特徴
- ヒールカウンターはあるが、ホールド感はそこまで強くない
- アッパーの素材が薄く、側面のサポート力は最小限
- シューレースをしっかり締めればホールド感を向上できる
- サポート性の評価
✅ シューレースの工夫でフィット感を調整可能
✅ 軽量性を優先し、最低限のサポートを確保
❌ ハードなプレイヤーにはサポートが不足気味
❌ 足首をしっかりホールドする設計ではない
特にカットや急停止を多用するプレイヤーは注意が必要です。
足首周りのサポートが薄いため、ハードなプレイスタイルには向かない可能性があります。
一方で、サポーターを使用することで補うこともできるため、状況に応じて調整するのが良いでしょう。
その他の機能
「アディゼロセレクト3.0」には、以下のような細かい機能面の特徴もあります。
- シューレースシステム
- ループホール型で締め付けを調整しやすい
- 上部4つのホール+下部2つのループで、しっかりと足にフィット
- ヒールのデザイン
- ヒールカウンターは入っているが、深さは控えめ
- クッションが少なく、安定感はやや低め
- 通気性
- メッシュ素材を多用しており、蒸れにくい設計
- 夏場でも快適にプレイできる
総評:「アディゼロセレクト3.0」の機能評価
「アディゼロセレクト3.0」は、 スピードプレイヤー向けの軽量バッシュであり、特に俊敏な動きを求めるプレイヤーに適した設計になっています。
✅ 機能面でのメリット
- 軽量&反発力のある LIGHTSTRIKEクッション
- 深めの ヘリンボーンパターンで優れたグリップ力
- メッシュ素材による 通気性の良さ
- フィット感の調整がしやすいシューレース構造
❌ 注意すべきデメリット
- 足首やサイドのサポート性がやや不足
- 耐久性はそこまで高くない(特にアウトソール)
- クッションは硬めで好みが分かれる
スピードを活かしたプレイヤーにとっては、 軽量・グリップ・反発力のバランスが取れた一足ですが、がっつりしたサポートやクッション性を求める人には向かないかもしれません。
adidas 「アディゼロセレクト3.0」のサイズ感

バスケットボールシューズを選ぶ際、最も重要なポイントの一つが「サイズ感」です。
「アディゼロセレクト3.0」は、軽量性と機動力を重視したモデルであるため、フィット感やサイズ選びが特に重要になります。
ここではサイズ感の特徴、ユーザーの評価を詳しく解説していきます。
サイズ感
✅ 全体的なサイズ感の特徴
「アディゼロセレクト3.0」のサイズ感は 「やや大きめ」 です。
これは、アディダスのバッシュ全般に見られる傾向で、特にADIZERO Selectシリーズでは顕著です。
- 前作(アディゼロセレクト2.0)と同様に、大きめの作り
- ナイキと比較すると0.5cmほど大きめ
- ワイドフィットではないが、極端に細身でもない
そのため、通常のサイズ選びではハーフサイズ(0.5cm)ダウンするのが適切なケースが多いです。
✅ 足幅と甲の高さについて
「アディゼロセレクト3.0」は 標準的な幅(D相当)ですが、メッシュ素材が多用されているため、足幅が狭めに感じることは少ないです。
- 足幅が狭い人 → 通常のサイズでもOK
- 足幅が広い人 → 通常のサイズ or ハーフサイズアップを推奨
- 甲が高い人 → シューレースの締め具合で調整可能だが、気になる場合はハーフサイズアップも検討
ただし、アッパーの素材が柔らかめで馴染みやすいため、 極端に幅が広い人でなければ、通常サイズで問題ないことが多いです。
✅ かかと周りと足首のフィット感
「アディゼロセレクト3.0」のかかと部分はやや浅めの設計になっており、一般的なバッシュと比べてホールド感は強くありません。
そのため、足首のホールドをしっかりしたいプレイヤーは、シューレースをきつめに締める必要があるかもしれません。
- ヒールカウンターはあるが、ホールド感は弱め
- クッションが少ないため、足首のホールド感を求める人には物足りない
- ハーフサイズ下げると、ホールド感が多少増すが、つま先が窮屈になる可能性も
足首周りのホールド感を補いたい場合は、バスケットボール用のサポーターを併用するのも選択肢の一つです。
ユーザーレビューに基づくサイズレビュー
実際に「アディゼロセレクト3.0」を履いたユーザーのレビューをもとに、サイズ感についての意見をまとめました。
🔵 良いレビュー
✅ 「足幅が狭すぎず、ちょうどよかった。履き心地も快適!」
✅ 「軽さが最高!ハーフサイズダウンしたらピッタリだった!」
✅ 「メッシュ素材のおかげで、足に馴染みやすい。長時間履いても疲れにくい!」
🔴 悪いレビュー
❌ 「思ったより大きめで、最初はブカブカだった…(ハーフサイズダウン推奨)」
❌ 「かかとのホールド感が弱く、しっかり固定されている感じがしない」
❌ 「軽さを重視しているせいか、サポート感が少なくて不安」
このように、「サイズが大きめ」 という意見が多く、NIKEよりもハーフサイズダウンを推奨する声が多いのが特徴です。
一方で、履き心地や軽さに関しては概ね高評価を得ています。
総評:「アディゼロセレクト3.0」のサイズ感について
✅ サイズ感の特徴
- やや大きめの作り → NIKEよりもハーフサイズダウンを推奨
- 幅は標準的だが、メッシュ素材で馴染みやすい
- 軽量設計のため、フィット感を重視する場合はサイズ選びが重要
❌ サイズ選びの注意点
- ハーフサイズダウンしないと、ゆるく感じる可能性あり
- かかとのホールド感が弱めなので、サポートが欲しい人には不向き
- サポート性を求める場合は、シュータン部分をしっかり締める必要あり
軽さと動きやすさを重視するプレイヤーにはピッタリなバッシュですが、サポート性やホールド感を求める場合は、サイズ選びに慎重になる必要があります。
adidas 「アディゼロセレクト3.0」を実際に使用した私の体験談・レビュー

ここでは、実際にadidas 「アディゼロセレクト3.0」を履いてコートでプレーした際の体験談を詳しくレビューします。
特にクッション・グリップ・フィット感・サポート性の4つのポイントについて、お伝えします。
クッションの実際の感触
✅ 軽さと反発力が抜群!
「アディゼロセレクト3.0」に搭載されている「LIGHTSTRIKE(ライトストライク)」クッションは、非常に軽く、それでいて適度な反発力を感じられるのが特徴でした。
- 走った時の 蹴り出しのスムーズさが抜群
- ふわっとしたクッションではなく、 やや硬めの感触
- ジャンプの際の 衝撃吸収性は最低限あるが、柔らかさは控えめ
実際にプレーしてみると、軽さのメリットが際立ち、特にカットやドライブの際の切り返しが速く感じました。
一方で、ジャンプの着地時には柔らかいクッションを好むプレイヤーには少し硬く感じるかもしれません。
- ナイキ「カイリーシリーズ」と比較すると、クッション性は控えめ
- アシックスの「GLIDE NOVA FF 3」よりは反発力が強い
- アディゼロセレクト2.0(前作)よりも全体的に厚みがあり、足裏の衝撃吸収は向上
結論として、スピードと俊敏性を活かしたいプレイヤーには最適なクッション設計になっていますが、クッション性を最優先するプレイヤーには少し物足りなく感じるかもしれません。
コートでの使用感(グリップ・動きやすさ)
✅ グリップ力は非常に優秀!
「アディゼロセレクト3.0」のアウトソールは深めのヘリンボーンパターンになっており、実際にコートでプレーするとしっかりと止まれるグリップ力を発揮しました。
- ストップ&ゴーの動きがスムーズで止まりたいところでしっかり止まれる
- 急な方向転換でもスリップせず、安定感がある
- 前足部のローリング形状により蹴り出しが滑らか
ただし、埃が多いコートではグリップが若干落ちる印象がありました。
アウトソールのラバーが柔らかめの素材のため、ホコリを拾いやすく、屋外コートでの使用には適さないかもしれません。
また、アウトソールの耐久性はそこまで高くないため、頻繁に使用すると摩耗が早い可能性があります。
特にガードポジションのプレイヤーが多用する横の動きには向いているものの、センターやフォワードのプレイヤーには少し心許ないかもしれません。
他のバッシュとの比較(フィット感・サポート性)
✅ フィット感は良好だが、サポート性はやや物足りない
「アディゼロセレクト3.0」のフィット感は、メッシュアッパーの影響もあり足にしっかり馴染む感覚がありました。
しかし、バッシュ全体のサポート性(特に足首周り)は控えめだったため、ポジションやプレースタイルによって評価が分かれるかもしれません。
- 足幅が標準的な人は快適なフィット感を得られる
- 足幅が広い人でも、メッシュ素材が柔らかいため馴染みやすい
- 足首周りのホールド感はやや弱めで、ローカットのような履き心地
特に軽さとグリップ力のバランスが優れているため、スピードプレイヤーにとっては魅力的な選択肢となります。
ただし、 足首周りのサポートや耐久性を求めるプレイヤーには、やや不安要素が残るかもしれません。
総評:「アディゼロセレクト3.0」のリアルな使用感
✅ 良かった点
- 圧倒的な軽さと機動力(片足約370g)
- ストップ&ゴーの動きがしやすいグリップ力
- メッシュアッパーによる足馴染みの良さ
- クッションは反発力があり、スピードプレイヤー向き
❌ 気になった点
- クッション性はやや硬めで、柔らかい履き心地を求める人には不向き
- 足首周りのサポートが薄く、しっかりしたホールド感はない
- 屋外コートでの使用には向かず、耐久性がやや不安
総合的に見ると、ガードやシューティングガードなど、スピードを活かしたいプレイヤーには最適なバッシュですが、 フィジカルプレイを多用する選手には向いていない可能性があります。
adidas 「アディゼロセレクト3.0」に関するQ&A

adidas 「アディゼロセレクト3.0」に関して、よく聞かれそうな質問とその回答をまとめました。
「アディゼロセレクト3.0」はどんなプレイヤーにおすすめ?
✅ おすすめのプレイヤータイプ
- スピード重視のガード・シューティングガード
- カットインやドライブを多用するプレイヤー
- 軽量バッシュを求めている人
- グリップ力を重視したいプレイヤー
❌ あまりおすすめできないプレイヤータイプ
- インサイドでのフィジカルプレイが多いビッグマン
- サポート性を重視したいプレイヤー
- クッション性を最重視するプレイヤー
このバッシュは軽量性とスピードを活かすプレイヤーに最適な設計になっており、特にガードポジションの選手にはフィットしやすいでしょう。一方で、センターやパワーフォワードのようにリバウンドやポストプレーを多用する選手には、サポート性の不足が気になるかもしれません。
普段履いているバッシュと同じサイズで大丈夫?
「アディゼロセレクト3.0」はやや大きめの作りなので、通常のバッシュと同じサイズでは少し余裕が出る可能性があります。私の場合ですと、NIKEよりもハーフサイズダウン、ASICSと同じサイズでピッタリでした。
グリップ力はどう?滑りやすい?
✅ グリップ力は非常に優秀!
「アディゼロセレクト3.0」のアウトソールは深めのヘリンボーンパターンを採用しており、 止まりたいところでしっかり止まれるグリップ力があります。
しかし、以下のような注意点もあります。
❌ 埃やゴミがつくと滑りやすくなる
- アウトソールのラバーがやや柔らかいため、埃が多いコートではグリップ力が低下する
- 定期的にアウトソールを拭く or 手でこすって汚れを落とすことで改善可能
❌ 耐久性にはやや不安がある
- 屋外コート(アスファルトやコンクリート)では摩耗が早くグリップが落ちる
- 室内コート(木製フロア)での使用がベスト
基本的にインドア専用のバッシュとして使用するのが最適です。
「アディゼロセレクト3.0」クッション性が高い?
「アディゼロセレクト3.0」は、アディダス独自の「LIGHTSTRIKE(ライトストライク)」クッションを搭載しており、軽量ながらも適度な反発力と衝撃吸収性を兼ね備えています。
✅ クッション性の特徴
- 軽さを保ちつつ、適度な反発力を提供
- クッションはやや硬めの感触(ソフトな沈み込みはない)
- 長時間履いても疲れにくい
❌ クッションのデメリット
- 衝撃吸収性は最低限(ジャンプの着地衝撃は他のモデルよりも大きめ)
- 「モチモチとした柔らかい履き心地」を求める人には不向き
- ヒール部分の衝撃吸収はやや控えめ
クッション性に関しては、「スピードプレイヤー向け」の設定になっているため、ジャンプの衝撃をしっかり吸収したいプレイヤーには、より柔らかいクッションを搭載したバッシュの方が適しているかもしれません。
「アディゼロセレクト3.0」の耐久性はどう?
耐久性は標準的だが、アウトソールの摩耗がやや早いという評価です。
✅ 良い点
- アッパーのメッシュ素材は軽量ながらしっかりした作りで破れにくい
- ラバーのグリップ力が高く、滑りにくい
❌ 気になる点
- アウトソールのラバーが柔らかいため、 摩耗が早い
- 屋外コート(アスファルトやコンクリート)では 特に削れやすい
このバッシュを長持ちさせるためには、屋内コートでの使用を推奨します。
このバッシュは部活や本格的な試合用として使える?
プレイヤーのスタイルによっては使えるが、ポジションによっては不向きな場合もあるという結論です。
✅ 部活や試合で使いやすい人
- ガード・シューティングガードなど、スピードを重視するプレイヤー
- 軽量バッシュを求める人
- クッションよりも、動きやすさを優先したい人
❌ 部活や試合で不向きな人
- センター・パワーフォワードなど、リバウンドやポストプレーを多用する人
- 足首のホールド感やサポート性を求める人
- 耐久性を重視するプレイヤー(特に屋外での使用が多い場合)
スピードを活かすプレースタイルの選手には最適な選択肢ですが、フィジカルなプレイをする選手にはサポート性が物足りなく感じる可能性があるため、慎重に選ぶ必要があります。
adidas 「アディゼロセレクト3.0」レビューのまとめ

この記事では、adidas 「アディゼロセレクト3.0」の特徴や性能、使用感について詳しく解説してきました。
最終的に、このバッシュがどのようなプレイヤーに適しているのか、また購入を検討する際のポイントを総括します。
✅adidas 「アディゼロセレクト3.0」の総合評価
評価項目 | 解説 |
---|---|
軽さ | 約370g(28.5cm片足)と超軽量 |
クッション性 | LIGHTSTRIKE搭載だが、やや硬め |
グリップ力 | 深めのヘリンボーンパターンで優秀 |
フィット感 | 軽量メッシュ素材で足に馴染みやすい |
サポート性 | 足首周りのホールド感は弱め |
耐久性 | アウトソールが柔らかく摩耗しやすい |
コストパフォーマンス | 定価14,300円、セール時予測7,000円台 |
総評:スピード重視のプレイヤーに最適なバッシュだが、サポート性は控えめ。耐久性は室内向き。
✅ adidas 「アディゼロセレクト3.0」のメリット
- 圧倒的な軽さ → 片足約370gと、バッシュの中でも最軽量クラス。
- 優れたグリップ力 → ヘリンボーンパターンのアウトソールで、止まりたいところでしっかり止まれる。
- フィット感が良い → メッシュアッパーが足に馴染みやすく、快適な履き心地。
- スピード系プレイヤー向けの設計 → 低めのカットと前足部のローリング形状で、蹴り出しがスムーズ。
- コストパフォーマンスが良い → 過去作の動向から予測すると、セール時には7,000円台で購入できる可能性も。
❌ adidas 「アディゼロセレクト3.0」のデメリット
- サポート性が弱い → 足首周りのホールド感が弱く、サポーターなしでは不安な人も。
- クッション性は控えめ → LIGHTSTRIKEは反発力はあるが、柔らかさを求める人には不向き。
- 耐久性がやや低い → アウトソールのラバーが柔らかく、屋外使用では摩耗が早い。
- サイズがやや大きめ → フィット感を重視する場合、ハーフサイズダウン推奨。
✅ adidas 「アディゼロセレクト3.0」はこんな人におすすめ!
💡 おすすめするプレイヤー
✔ スピード系のガード・シューティングガード
✔ 軽量バッシュを求めるプレイヤー
✔ カットインやドライブを多用する人
✔ ストップ&ゴーの動きを頻繁に行う人
✔ 室内コートメインでプレーする人
💡 おすすめしないプレイヤー
❌ センター・パワーフォワードのようにインサイドプレーを多用する人
❌ クッションの柔らかさを重視する人(例:ジャンプの着地衝撃を和らげたい)
❌ サポート性や足首のホールド感を強く求める人
❌ 屋外コートで頻繁にプレーする人(アウトソールの耐久性がやや不安)
✅ どのようなプレイヤーに最適か?
このバッシュの一番の特徴は「軽さ」と「グリップ力」です。
特にスピードを活かしたいガードやシューティングガード向けの設計になっています。
「バッシュを履いているのに、まるでランニングシューズのような軽快さを感じる」 というのが最大の魅力です。
そのため、カットやドライブを頻繁に行うプレイヤーにとっては、足さばきが軽くなり、よりスムーズなプレーが可能になります。
しかし、その分サポート性やクッション性はやや控えめなので、体重が重めのプレイヤーや、フィジカルプレーが多いプレイヤーには不向きです。
adidas 「アディゼロセレクト3.0」レビューの総括
adidas 「アディゼロセレクト3.0」は、圧倒的な軽さとグリップ力を武器にしたバスケットボールシューズで、特にスピードを活かしたいプレイヤーに最適な一足です。
優れたフィット感と反発力のあるクッションが特徴で、カットやドライブを多用するプレイヤーにとっては非常に扱いやすいモデルとなっています。
一方で、足首のサポート性やクッションの柔らかさを求めるプレイヤーにとっては、やや物足りなさを感じるかもしれません。
また、アウトソールの耐久性がやや低いため、屋外コートよりも室内コートでの使用が推奨されます。
スピードと軽さを重視するなら、「アディゼロセレクト3.0」は間違いなく候補に入るバッシュです。
プレースタイルに合った一足を選び、自分のパフォーマンスを最大限に引き出しましょう。
